不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

「あんこ」で人生を考えてみる

過去に書いた 面白いもの紹介 「やる夫スレ」その2 あんこスレと安価スレ - 不適合者のジャンクヤード で紹介した、「あんこ」について今回は書きます。

 

よく、自分の人生をここが足りない。アレがあったらと嘆く声を見かけますが、今回は他人の人生を追体験する「あんこ式人生ジェネレータ」を作ってみました。

 

誰か、他人の人生をサイコロを振った目に従って、設定を決めていくわけです。

とはいえこのまんまではよく判らないので、画像を張ってみます。

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左側にあるのが、作成された一人の人生。

右側にあるのがデータテーブルです。

乱数を割り当てて、人物を自動作成する仕組みになっています。

 

今回作られたのは、近代に生まれた平民の四男坊。スペックはなかなか優秀。

ですが、赤ん坊、青年時に「あっ」が出てしまいました。

1/10の大バッドイベント。

病気か、戦争か。いったい何があったのでしょうか。

彼は生き残れたのでしょうか。

 

せっかくの高スペックも、ライフイベントの前には台無しでした。

 

自分も作ってみたい、って人に一応中身の関数を紹介します。

 

 

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RANDBETWEEN関数が、最小~最大を与えることで、乱数を発生させます。

あとは右のテーブルから、該当する中身をvlookupで拾ってきて表示させると。

C8,D8は、現代にはないかな、と思われる項目を振り替えています。

 

何か入力するたびに乱数が変更されるので、簡単に人物作成が出来る。

ということで。

末っ子に生まれた王族の超優秀頭脳もちの人生や、スペック高いのに容姿だけが「アカン」になってしまった貴族次女。

いろんな人生を想像できて、なかなか楽しい。

 

すべてのスペックが悪ければ、人を妬み、呪う人生が。

すべてのスペックがよければ、足を引っ張る人に悩まされ、孤独に生きることに。

そして最後は時代の運。

ライフイベントで、すべてがひっくり返されるか、何かをつかめるかが決まる。

 

自分に不満があるのなら、よく考えてみよう。自分はどの目を引き当てたのか。

振りなおしで「アカン」が出ても、文句は言えないんですよ。こうだったら、ああだったらいいのに。思うのは自由だ。ここで6が出ればいいのに、と思う。
それは、運命ダイスを自由に出せる、神の視点ですよ。

 

物語がハッピーエンドで終わるのは、その後の「アカン人生」を描写しないため。どんなに成功した人間も、最後は老いによりすべてを手放す。

いろんな人がいて、いろんな生き方がある。ロールプレイで追体験して、自分の手に入る分に幸せを感じるのが健全ではないかと思う次第です。

基礎控除と給与控除と青色申告

103万円の壁ってのがある。主婦がよくパートを月10万以下になるようにする、とか聞いたことはあるだろうか。

 

何かというと、これ税金の話。だれでも適用される基礎控除38万円

それに「給与控除」が65万円合わせると103万。

この数字を超えない限り、「税金を納める必要はない」

 

じゃあ超えるとどうなるか。社会保険料所得税・住民税がかかってくる。

また結婚している場合、扶養(おんぶにだっこ)をはずれ、お前自立してんな、じゃあ金とるねとなるわけだ。

 

自営業をやってると、この給与控除は縁がないわけで。

なんだいなんだい、お上ってのは38万ぽっちで暮らせってのかよ、と斜に構えていたが、今日気づいちゃった。

 

青色申告の金額も65万円。

つまり、収入を得てる人間は103万円までは「生活に必要な最低限の金額」とお上は見ているってことだな。

青色の面倒さと、給与控除の簡単さを同列に置かれると、ちょっとそれどうなんと言いたくはなるけれど。しょうがない。

 

 

基礎控除 月額31,667円。 食費と衛生費ってところかな。

給与控除or青色申告 月額54,166円 家賃+etc.にはちょっと足りないかも。

しかし、この二つでほらよ、これが文化的な生活だろと言われると物言いをしたくはなる。

 

さてインフレだ、目標2%だっていうけれど、この103万円の数字、記憶する限りだいぶ前から変わってない。

基礎控除でググってみる限り、平成7年つまり22年前の1995年に35万円から38万円になったのが最後らしい。

それ以前の推移のきちんとしたデータはぱっと見つからない。

知恵袋からたどったリンク。税経新人会全国協議会 - 税経新報・時潮 -

を見る限り、1965年に基礎控除は127,500円。77年まではほぼ毎年上昇したというが、さすが高度成長期だ。そのあとは1995年の3倍(38万)以降、食費は変わっていないと言いたいらしい。

家賃は1.5万円で住めた昭和と違って、今はどこも4万以上。食べ物だって値上がりか、量を減らすのが当たり前。

 

GDPと平均給与の推移をみれば、バブル以降、特に1997年以降日本はいろんなものが稼げなくなった。外国へ物が売れない。平均給与も下がる一方。

インフレ目標にするんなら、せめて基礎控除とほかの控除の見直しはもうちょっとすべきじゃないのかなと思う。最低でも生活保護と同額が筋なんじゃねえの。

家賃5万。食3万。衣1万。通信1万。そのほか3万で13万。これで年156万。

まだちょっと辛いかな。

 

でもしってる。同額にすると年金生活者から税金とれないからだめなんだよね。これだからこの国は。

 

坊主丸儲けの印象

前回と同じような話になる。言葉のトリックだ。

 

宗教法人は非課税。

 

ここだけ聞いて、坊主丸儲けやんけ! 課税しろ!

こう怒る層は意外と多いのではないか。

しかし怒っている割に何が非課税なのかは把握していない。

 

非課税、という言葉ですべてが免税されているように感じているだけだ。

BAKAだからね。

 

把握していれば、そう腹も立たない。

課税・免税・優遇についてはここでは述べない。

興味があるなら各自で調べてほしい。

 

ちなみに消費税。これは入らないという。

想像してみよう。

神社に行く。お参りをする。

 

おみくじ 108円(税込)

初穂料  2160円(税込)

 

ああ、そうか。消費なんだ。。。。

ありがたみも何もない。がっかりですわ。

 

酒を飲まない層は「酒なんて健康に悪いだけ。税を上げるのが当然」

タバコを吸わないから「タバコなんて3000円でもいい」

若者は「老人の年金と健康保険はカットしろ」

老人は「年金だけでは暮らせない」という。

子どもを持つ母は「独身税をとって、子供手当てにしろ」

 

自分は関係ないから、他人に損を要求する。

 

宗教も同じだ。自分が利用していないからこそ、宗教から金をとるべきだ、と叫ぶ。

自分の身は痛まないから。

 

私に言わせれば

「流行の服買うやつから流行税」

「インスタ利用者からSNS税」

「つぶやくたびに30円取ろう」

スマホ所有者からスマホ税」

「ガチャ回すやつからガチャ税」

 

これが通ってから言えと思うわけで。

課税に賛成するなら、まずは自分の身が一番痛むとこから発言しろと。

 

自分の身を切っていないなら、ただの物乞いじゃね?

たいていの主義主張とやらは自分への利益誘導でできている。情けないもんです。

「誘拐」知らない事だから騙される ※生死注意

何度も書いていることだが、人はとかく騙される。

経験があることには比較的強いが、初めてだとまあ危うい。

家を買うなんてのがそうだ。相場観がないから。

 

さて今回の話は「誘拐について」

世界、いろんな国で人は誘拐される。

Express kidnapping - Wikipedia 特急誘拐と日本語ではなるようだが、南米で流行のスタイルでは、ATMに連れていかれて限度額を出すだけの数時間~数日の誘拐もあるという。

アメリカではなんと"年間80万人もの子ども”が誘拐されている。

 

今回のテーマはこれだ。

この一文を読めば「そんなに多くの子供が居なくなるのか。怖いなー」と思わされる。

想像の中で子供は家に帰れず、人知れず非道な目に合うか、死を迎えるか。

そんなところではないだろうか。

 

さて冷静・冷徹な目で考えてみよう。

統計と、適当な丸めた数字を使っての試算だ。

アメリカの人口は3億人としてみる。

出生率はとりあえず1%くらいに設定。

毎年300万人が生まれることになる。

ということは、15歳までの集団は300万人×15(年齢分)で4500万人。

子供が80万人消える、ということはこの4500万人から80万人が減る。

そういうことだ。確率は80÷4500で0.01777 つまり1.77%。

1000人で18人。

ん、多くね?

続けて考える。生まれた子供が生き延びる確率は、毎年1.77%の行方不明をかいくぐるわけだから(100%-1.77%)^15 つまり98.2%の15乗となるわけで。

答え 76.2%。

つまり、アメリカの子どもは4人に1人が15歳を越えるまでに行方不明になるわけだ。

まじかよ怖いなー!!

 

ってそんなことあるかーい。

どこの後進国だよ。

 

知恵袋あたりの質問を見てみれば

数日で見つかる確率が20%

数週間で50%

子どもの親権巡って連れ去るケースが多いとのこと。

完全に見つからない確率は10%程。

この数字が正しいかはわからないが、日本での行方不明が10万人。アメリカは人口3倍で30万人とすれば、子供が8万人というのはまあ、そんなもんかなと納得しやすい。

というわけで8万人で再計算。

アメリカの出産数(実際)は400万人ほど。15歳で6000万。8万人が行方不明とすれば0.133%。1.77%と比べるとずいぶん減った。

(100%‐0.133%)^15 は98.01%となる。

つまり、15歳になるまでに、100人に2人が行方不明になると。

まだ、こっちの数字のほうがリアリティがある。

誘拐経験者(親含む)は4人に1人。100人に2人がその後も見つからない。

なかなかびっくりする数字だ。

日本人はどうなるか。

[PDF]平成 28年における行方不明者の状況 - 警察庁https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/fumei/H28yukuehumeisya.pdf

これによれば9歳以下~10代を足すとここ数年は18000~20000人で推移。

この数字は届け出数である。

人口推計によれば15歳未満は12.3%というから12000万を掛ければ1476万。

20歳まで入れたとしておよそ2000万。2万人÷2000万なら0.1%。

アメリカの届け出数が年間で1.33%。

日本は0.1%だから、届け出数はアメリカが13.3倍。

確かに多い。

では、行方不明及び死亡確認となると、さらに推測となるので自信はないが続けてみる。

総数が83865人。発見が36428人。帰宅確認が35892人。死亡確認が3771人。その他届け出の解消等が7774人。

割合を出すとこうなる。

発見・帰宅確認 86.2%

死亡確認    4.5%

その他     9.3%

 

帰宅しない確率が13.8%として当てはめれば0.1%×13.8%で0.0138%

 

アメリカが0.133%。

日本が0.0138%。

アメリカが98%。日本が99.8%。という数字が出てくる。

あくまでも推論の数字に過ぎないが、

アメリカでは1000人に20人。

日本では1000人に2人。

15歳までに行方不明になるという数字が出る。

およそ10倍。多いと言えば多いですな。

4人に1人のインパクトほどではないが。

 

アメリカは日本の13.8倍行方不明届けが出され、10倍帰宅しない。

これが今回の推測の結論だ。

 

80万人の子供が行方不明になっている。

嘘を言っているわけではないが、正しい結論に誘導しているわけでもない。

言葉の、統計のトリックってやつですね。

出された数字をうのみにせず、電卓をたたけば違う世界が見えてくる。

そういうことです。

また視線そらしですか その2

昨日の続き。

 

www.fx2ch.net

 

掲示板での反応はこうなる。

 

よこせ。

分けろ。

 

ウイナーテイクスオールだな。って言ってるが、その陰には討ち死にしたり燃え尽きた起業家が100万といるわけで。

勝ち組すらすべてを取れない世界ってのはどうなのよ、って思う。

言ってみればこういうことになる。

 

カジノに100人行きました。

全員のうち99%がすってんてんになり、

カジノのオーナー(ここ重要)と1人が大儲け。

※オーナーはたぶん名家と政府ね

 

やった!賭けに勝ったぜ。と出口へ向かう勝者。

 

 

そこに、立っていたのはモヒカン達(マッドマックス仕様)

 

俺らは貧しいんだ。

有り金おいて、さっさと失せろ。

 

酷い話です。こんなのがまかり通る国ならば、だれも資本を預けませんし、会社を作りません。

 

またはこうか。

 

amazonはずいぶん儲けてるんだから、そろそろ全部の商品、注文したもの全てタダで配送させるべきじゃね?

 

夢のようなお祭りだ。

地震のたびに、商品が持ち去られた90年代のアメリカのお祭りを。

中国で日本叩きになったときに日本系列の商店からだけではなく、関係ない店のものまで持ち去られたのを思い出しますね。

 

そもそも考えてほしい。

ここで言ってる資産って、株券やぞ。

お金とちゃうねんで。

 

アマゾンがうまく儲けて拡大してるからこそ、株券に値段がついて、クソ高くなってるわけで。

今からみんなで襲って分けようぜ、ってことがはっきりしたら、紙くずになる。なぜわからないのか。

 

わかりやすく言い換えれば、今からこの家燃やそうぜ、って言うか、

もうすでに燃やし始めてる家の権利証。

それを誰かに買い取れって言ってるようなもん。

 

井戸を掘ったら妬みで埋められるアフリカを。

学校を作っても、金が続かないからあっという間にジャングルに埋もれるODAを。

金のガチョウ裂いたら、中に金貨入ってるんじゃね、って思った貧乏人を。

 

今の日本人。特に短絡的な人たちは笑えるのだろうか。

馬鹿は度し難く、斜め上に走り続け。

小人閑居して不善をなす。よく言ったものですわ。

また視線そらしですか その1

forbesjapan.com


 

金持ち嫉みがまた始まった。

一月に書いたこの記事に引き続き、同じような内容だ。

unsuitable.hatenablog.jp

 

 

要約すれば、このところの株高で、アマゾン、マイクロソフトバークシャー・ハサウェイの会社のオーナー3人の株の資産額が、アメリカ人の半数(貧乏なほう)の資産額を超えたって話だ。

 

当然、こんな記事を書く裏には「儲けてるやつの代表がこいつらですよー」って視線そらしがある。

ビル・ゲイツはもちろん、アマゾンのペゾスも90年代以降急激に資産持ちになった「ニューリッチ」 バフェットも株の売り買いだけで大きくなった60年代以降の「株成金」とみられているはず。

つまり、昔からの大金持ちでも、有名な貴族でも、政治家でもない。

つまり、アメリカの「偉大なる人々」の彼らの下に名前を連ねているけれど、新入りでしかない。

 

記事内容を転記する。

ベゾス、ゲイツ、バフェットらの資産額の合計は今年9月中旬の時点で2485億ドル(約28兆円)となっている。その後、アマゾン株の値上がりによりベゾスの資産額は130億ドルも増加し、3名の合計資産額は2630億ドル(約30兆円)に達している。

 

30兆という金額は途方もなく見える。一般人にとっては。

ちなみに先月時点でのアメリカに上場している企業の株価合計は

30,406 十億ドル。私が集めたデータなので、誤差はあるかもしれない。

ニューヨーク市場と、ナスダックの合計だ。

円ドル110円換算なら、3344兆660億円となる。

このところの上昇で、年初からおよそ1000兆円ほど上がった。

 

もう一度見てみる。

3人の合計は30兆。

全体の資産価値は3344兆。

 

お分かりだろうか。1パーセントいってない。

さらに言えば、アメリカ人の半分は、30兆持っていない。

つまり1億5千万人のアメリカ人は、一人20万円持っていないってことだ。

クレカかローンかなんかで使っちゃったからだろうね。

 

では残りの3314兆円は一体

誰が持ってるの?

 

この記事を出しているフォーブス社は社員さんに給料いくら出して、資産はどれだけ持ってるんでしょう。

 

エクソンモービルも、IBMも、GEも出てこない。

土地の値段も全く含んでない。

ビルや石油はだれのもの? ビル・ゲイツのものじゃないのははっきりしている。

 

株の合計額が3000兆円を超えてることを言わない。

まるで、アメリカに30兆しかないように、思考誘導してる。

ああ怖い怖い。

お金を働かせるとは

ロバート・キヨサキの胡散臭い話を読んだことがある人はいるだろう。

 

お金に働かせる。

お金にお金を生ませる。

 

どう聞いても、普通のそこらの人にはうさん臭く聞こえてしまうわけで。

これをたとえ話にしてみたい。

 

お金は「チョコレート味のする、おいしいお菓子のホビット」だと考えてみる。

ホビットさんは実は働き者。環境さえ準備してやれば、せっせと働き、結婚して子供を増やしてくれるのです。

アメリカの賢い人たちはそれに気づいて、ホビットさんのための寮や会社を用意して、たくさんのホビット持ちになりました。

 

いっぽうの日本の働く人たちは毎日働いて、月末にホビットさんをもらいます。

来月またもらえるんだ、と彼らは頭からまるかじり。

 

アメリカ人のホビット持ちに向かって

「なんでたべないの? おいしいよ」

小首をかしげて問う始末。

いや、そんなん言われても困ります。

 

意識の高い人は言います。

アメリカのホビット持ちは、おなかのすいた人たちに「ホビットを分配すべきだ」

「そうだそうだ、たべさせろ! ホビットをよこせ!」

まずしい人たちはこぶしを振り上げます。

 

ホビットさんが働く環境について教えてあげても。

こうすれば子供を増やしてくれるよ、と説明しても。

 

「うーん、むづかしいや。」

そういってあたまからむしゃむしゃ。

おなかがいっぱいになったからいいや。

ちょっとかじっただけのホビットさんをそこらに捨ててしまいます。

 

野蛮人は一体だれだ。

山賊かよ、と言いたくなる私の気持ちは伝わっただろうか。

運行前点検なんて見たことないぞ

昨日、前の車の左のブレーキランプが消えてまして。

あれって整備不良で1点7000円になるわけで。思わず「切れてますよ」って声かけしようかと思ったんですわ。

 

以前バイクのお兄ちゃんに「切れてますよ」って言ったら、余計なお世話とばかりに無視されたことあるし。

万が一やばい犯罪に手を染めてる人間だったら、それこそいらぬお世話なわけで。

切れてますよ、で切れられたら笑い話だ。

そう考えるとスルーせざるを得ない。

 

一応モノの道理では運行前点検してるから大丈夫なはず、と建前ではなっている。

してる人見たことないけど。

 

構造上は一灯のライトにすべてを頼るからで、最近のLED多灯式なら、一つ切れたって問題はない。

しかし、基本は切れたらその分電圧変わるわけで、配線まとめて電圧・電流管理、どっか切れたら「切れてまっせ」と点灯させる警告灯くらい車のシロウトの私でさえ思いつく。

賢い賢いT社やH社が気が付いてないわけがない。

コストだってべらぼうにかかるわけじゃないですやん。

 

気になって帰ってググってみると、一応警告灯はあるらしい。

ただし、全車標準装備ということはないらしい。

全体に記事の日付も古く、2005~2012年くらいの記事がヒットする。

これを付けないなんて、一体誰得? 

 

あ、ひょっとして、私また開けちゃいけない蓋開けようとしてるんですかね。

タバコの新製品アイディア

タバコを吸っている人が言う。

吸うのをやめるつもりはない!

 

で、飲食店に行って怒るわけだ。

禁煙席が用意されて、なぜ喫煙席がなくなっているのか!

 

数で考えてみよう。喫煙率は昔70%。今30%を割りそうな勢い。

そして喫煙率と給与の反比例。

30年前。バブルのころは、喫煙者が多く、断ることを考えない。

現在は、お金を使わない層がタバコを吸っているとなる。

長く居ても注文をしない。非喫煙者からは大量のクレーム。

そりゃあ断るわな。

 

アイコスにしたらいいじゃんと薦めてみる。

割高だ。

バッテリーが持たないから2台持たなきゃいけない。邪魔くさい。

手軽な現在のタバコを変える気はない!

 

というわけで、新製品のアイディアを出してみる。

尻に直接タバコのカートリッジを挿入。

直腸から直接ニコチンを吸収。素早く、スムーズにイライラを押さえます。

広告コンセプトは

「お前がアイコスになるんだよ」

 

JTさん、どうでしょうか。

お金と塩水の類似性

塩水を飲むな。

のどが渇いて悪循環になるからって話を聞いたことがある。

海で遭難した時の鉄則で、これを守るのもまた難しい、と聞く。

 

目の前に水があるのに飲んではいけない。酷な話だ。

 

このところの相場を分析するのに、最近は超長期の変動を調べている。

具体的に言えば1950年代のアメリカ。

 

収入は一人年収でおそらく数千~万ドルといったところ。

コーラはたぶん数セントで買えて、子供が1ドルを持てばドキドキしただろう時期だ。

 

収入金額が少ない、ということは使う機会が少ないということだ。

当時の企業は今に比べると貧弱で、アメリカ各地にどこでもあったわけでもない。

流通網も、高速も、冷蔵技術も、インターネットも発達する前の話だ。

 

当時の人は収入を得ても、娯楽に、遊びに、旅行にと使う場所がない。

というよりも存在していない。

ちょっといいものを食べて、ちょっと高いところに食事に行く。

たぶんその程度だ。だからこそ、たまの浪費は心に残る。

 

現在のアメリカ人は普通に5万ドルを稼ぎ、多い人なら100万ドルを超えたって珍しくもない。昔とは違い、買うものはある。使える場所もある。

稼いだら稼いだ分だけ楽しめる。いい時代だ。そう言うだろう。

 

お金を水に例えるなら塩水じゃないかと思ったのはそのためだ。

時間拘束を受けるか、責任を負うか、ストレスをかけられるかしないとお金は稼げない。

そうやって苦労して、手に入れたお金なのにいざ手に入ったら「使わずにいられない」

飲まずにはいられない塩水みたいなものだ。

 

いいものがあるよ、と期待を煽られる。

使えばきっと幸せになれるよ、とささやかれる。

みんな持っていて、持っていないのは誰だ?と馬鹿にされる。

 

そうして稼いだお金を、半強制的に企業に、政府に回収される。

手元には、使ってやったという満足感が残るのみ。

 

しかし、消費する、というのもじつは面倒なことだったりする。

必要以上に食べれば、消化に時間がかかる。体重が増える。健康にも影響が出る。

 

旅行に行けば快適さを上げるためには余計な費用が必要になる。

何よりも、時間がかかる。それだけではなく、普段の生活と違うというストレスを受け続けるのが旅行だったりする。

 

買ったものは消費期限までに使い切らないともったいない。

誰かに自慢するためにはすぐにでも写真を撮ってSNSに流さなきゃいけない。

反応をみようと思ったら、ネットからは離れられない。

 

似ているなと思ったのがスマホのゲームだ。

強いキャラを手に入れるために、時間か、お金が大量に必要だ。

いざ手に入ったら、もっと強いキャラが発表されて不満が残る。

手に入ったら入ったで、そのキャラを育てる必要がある。

自慢はできるけれど、常に時間に追われるか、新たな課金に追われるかを迫られる。

いっそのこと投げ捨てたほうが幸せになれるんじゃないの、と周りは言う。

本人はかけた労力を思うと引き返せなくなっている。

 

そういうことを考えていると、足るを知る、って言葉が身に染みる。

人間の体は、普通のそこらにいる人だったら、本来生き急ぐように出来ていないと思う。

 

おそらく100年前。50年前までは、ぼんやり空を見る時間があっただろう。

雨が降って何もすることがなく、一日を過ごすことがあったはずだ。

周りの人間50人ほどの小さなコミュニティで過ごして、大した不満もなかったはずだ。

 

退屈は、ゆったり生きるためには歓迎するべき友だったのかもしれない。

現代は、ずっと昔に別れを告げてしまったようだ。

 

スマホが光るたびに、返事を書かなきゃと焦る。

新しいブームが来るたびに、買わなきゃと思う。

 

今のアメリカ人は。日本人は幸せと感じることが増えているのだろうか。

 

日々ご苦労さんなことで。

世捨て人の立場をとった、不適合者としてはそう思ってしまうのです。