不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

歩きスマホ

就職活動の時期ですね。道行く若いスーツ姿を眺めていたら、こんなのが。

 

両手でスマホをささげ持ち、背中はすっと伸び、目線はスマホに。

そしてしずしず歩く。

 

その姿は宮内を行く、凛と背中を伸ばし、笏を構えた平安貴族のよう。

 

太政官かよ。

思わず漏れた心のツイート。

働くということ

働くことについてぼんやりと考えていた。

 

雇用労働と、自営業。違いは何だろうと考えて、消費が好きかどうかにあるんじゃないかと考えた。

起業・自営を考える人間は、基本的なベースにケチ、がある。

というかそうでなくては、長続きしない。いつ仕事があるか、いつ仕事がなくなるか予想がつかないからだ。

 

一方雇用されている人間は、消費に鷹揚だ。来月また給与が入ってくるから大丈夫、とぎりぎりになるまでお金を使うことがある。

 

となると比較その1は使うことが好きか。自分の手でかせぐことが好きか。

メモに落書き。

どうせなら四象限にしてみよう。

働いてお金を得るのが楽しい人間もいれば、上前はねて楽できるほうがいいという人種もいるはずだ。

じゃあ、こうなるかな。と出来たメモに書かれたのが

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「つかう うばう」

 

シンプルで つよい。

 

パワーワード感に思わず笑う。

だめな女さんとか。できのわるい子どもさんとか。

ちんぴらさんとかが入りそうですね。

 

右下は会社社長、プロモーター、手配師、できのわるい上司とかかな。

世の中は、いろんな人でできている。きっと。

 

結婚について考えた ※トラウマ注意

掲示板眺めてると「俺で末代」「なんで結婚できないんだ」等のおっさんらの嘆きが時々目に留まる。

 

思うんですわ。ロスジェネ世代として感じるのは、子どもに対して世界(世間)から肯定よりも否定が多くないかいって。

 

肯定のサインとして思いつくのは

・親からの歓迎の言葉、誉め言葉

・受け継ぐ地盤、仕事がある

・才能、能力を褒められる

・仕事先で、給与、昇進などで優遇される

・友人、知人との緩やかなつながり

 

否定はこんな感じか

・親が自分をめぐってケンカ、いらない子などの言葉

・親からの財産なく、親に逆にたかられる、使い込まれる

・テスト、試験で平均をなぜ取れないと責められる

・仕事に就けない。派遣、バイトなど不安定 昇給がない ブラック企業

・友人知人のマウンティング、または嫉妬怨嗟の陰口

 

肯定が多いほど、人生前向きに考えるだろうし、受け継がせたいという欲も出る。

でも、現在の状況って圧倒的に下の否定ばかり目にする気がするんだよな。

 

 

ちょっと見方を変えて仕事の面ですごいざっくり考えてみてみよう。

正社員が50%。この時点で残りの半数はハンデがある。

大企業と中企業で半数。これで25%だ。

残りの小企業はブラックか薄給だろうと決めつけてみる。

最後に顔。これで甘く見て3割が落ちる。7%とすれば18%。

男で、満足した結婚送れるとすれば結婚率65%とすれば、結婚したうちの18/65だから28%、約3割となる。なんとなくそれっぽい数字が出たな。

全体の18%のこいつらは勝ち組。「お前らなんで結婚しないの、楽しいよ」とか平気で言っちゃうリア充ですわ。

どうみても普通じゃないよね。

これエリートだ!ってなる。

でも一般の普通の結婚のイメージとやらは、このあたりを指すみたいだから笑っちゃう。

 

あとの残りの47%の男達は女性に遠慮するか、逆に振り回されるか、わがまま言われる結婚生活と。ここがきっとふつうの人たちやね。

 

そしてあとの35%は人生に否定を多く見出して、結婚する意欲がなくなると。

パブロフとおんなじよな。否定されれば元気もなくなる。

 

開き直って、食うには困らない時代を逆手に楽しんだもん勝ちでもあると思うんだけど。3代か5代遡れば、どっかにご先祖様とやらの遺伝子を残せてる枝はあるはずだし。

ま、重く考えるなってことで。

「あんこ」で人生を考えてみる

過去に書いた 面白いもの紹介 「やる夫スレ」その2 あんこスレと安価スレ - 不適合者のジャンクヤード で紹介した、「あんこ」について今回は書きます。

 

よく、自分の人生をここが足りない。アレがあったらと嘆く声を見かけますが、今回は他人の人生を追体験する「あんこ式人生ジェネレータ」を作ってみました。

 

誰か、他人の人生をサイコロを振った目に従って、設定を決めていくわけです。

とはいえこのまんまではよく判らないので、画像を張ってみます。

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左側にあるのが、作成された一人の人生。

右側にあるのがデータテーブルです。

乱数を割り当てて、人物を自動作成する仕組みになっています。

 

今回作られたのは、近代に生まれた平民の四男坊。スペックはなかなか優秀。

ですが、赤ん坊、青年時に「あっ」が出てしまいました。

1/10の大バッドイベント。

病気か、戦争か。いったい何があったのでしょうか。

彼は生き残れたのでしょうか。

 

せっかくの高スペックも、ライフイベントの前には台無しでした。

 

自分も作ってみたい、って人に一応中身の関数を紹介します。

 

 

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RANDBETWEEN関数が、最小~最大を与えることで、乱数を発生させます。

あとは右のテーブルから、該当する中身をvlookupで拾ってきて表示させると。

C8,D8は、現代にはないかな、と思われる項目を振り替えています。

 

何か入力するたびに乱数が変更されるので、簡単に人物作成が出来る。

ということで。

末っ子に生まれた王族の超優秀頭脳もちの人生や、スペック高いのに容姿だけが「アカン」になってしまった貴族次女。

いろんな人生を想像できて、なかなか楽しい。

 

すべてのスペックが悪ければ、人を妬み、呪う人生が。

すべてのスペックがよければ、足を引っ張る人に悩まされ、孤独に生きることに。

そして最後は時代の運。

ライフイベントで、すべてがひっくり返されるか、何かをつかめるかが決まる。

 

自分に不満があるのなら、よく考えてみよう。自分はどの目を引き当てたのか。

振りなおしで「アカン」が出ても、文句は言えないんですよ。こうだったら、ああだったらいいのに。思うのは自由だ。ここで6が出ればいいのに、と思う。
それは、運命ダイスを自由に出せる、神の視点ですよ。

 

物語がハッピーエンドで終わるのは、その後の「アカン人生」を描写しないため。どんなに成功した人間も、最後は老いによりすべてを手放す。

いろんな人がいて、いろんな生き方がある。ロールプレイで追体験して、自分の手に入る分に幸せを感じるのが健全ではないかと思う次第です。

基礎控除と給与控除と青色申告

103万円の壁ってのがある。主婦がよくパートを月10万以下になるようにする、とか聞いたことはあるだろうか。

 

何かというと、これ税金の話。だれでも適用される基礎控除38万円

それに「給与控除」が65万円合わせると103万。

この数字を超えない限り、「税金を納める必要はない」

 

じゃあ超えるとどうなるか。社会保険料所得税・住民税がかかってくる。

また結婚している場合、扶養(おんぶにだっこ)をはずれ、お前自立してんな、じゃあ金とるねとなるわけだ。

 

自営業をやってると、この給与控除は縁がないわけで。

なんだいなんだい、お上ってのは38万ぽっちで暮らせってのかよ、と斜に構えていたが、今日気づいちゃった。

 

青色申告の金額も65万円。

つまり、収入を得てる人間は103万円までは「生活に必要な最低限の金額」とお上は見ているってことだな。

青色の面倒さと、給与控除の簡単さを同列に置かれると、ちょっとそれどうなんと言いたくはなるけれど。しょうがない。

 

 

基礎控除 月額31,667円。 食費と衛生費ってところかな。

給与控除or青色申告 月額54,166円 家賃+etc.にはちょっと足りないかも。

しかし、この二つでほらよ、これが文化的な生活だろと言われると物言いをしたくはなる。

 

さてインフレだ、目標2%だっていうけれど、この103万円の数字、記憶する限りだいぶ前から変わってない。

基礎控除でググってみる限り、平成7年つまり22年前の1995年に35万円から38万円になったのが最後らしい。

それ以前の推移のきちんとしたデータはぱっと見つからない。

知恵袋からたどったリンク。税経新人会全国協議会 - 税経新報・時潮 -

を見る限り、1965年に基礎控除は127,500円。77年まではほぼ毎年上昇したというが、さすが高度成長期だ。そのあとは1995年の3倍(38万)以降、食費は変わっていないと言いたいらしい。

家賃は1.5万円で住めた昭和と違って、今はどこも4万以上。食べ物だって値上がりか、量を減らすのが当たり前。

 

GDPと平均給与の推移をみれば、バブル以降、特に1997年以降日本はいろんなものが稼げなくなった。外国へ物が売れない。平均給与も下がる一方。

インフレ目標にするんなら、せめて基礎控除とほかの控除の見直しはもうちょっとすべきじゃないのかなと思う。最低でも生活保護と同額が筋なんじゃねえの。

家賃5万。食3万。衣1万。通信1万。そのほか3万で13万。これで年156万。

まだちょっと辛いかな。

 

でもしってる。同額にすると年金生活者から税金とれないからだめなんだよね。これだからこの国は。

 

坊主丸儲けの印象

前回と同じような話になる。言葉のトリックだ。

 

宗教法人は非課税。

 

ここだけ聞いて、坊主丸儲けやんけ! 課税しろ!

こう怒る層は意外と多いのではないか。

しかし怒っている割に何が非課税なのかは把握していない。

 

非課税、という言葉ですべてが免税されているように感じているだけだ。

BAKAだからね。

 

把握していれば、そう腹も立たない。

課税・免税・優遇についてはここでは述べない。

興味があるなら各自で調べてほしい。

 

ちなみに消費税。これは入らないという。

想像してみよう。

神社に行く。お参りをする。

 

おみくじ 108円(税込)

初穂料  2160円(税込)

 

ああ、そうか。消費なんだ。。。。

ありがたみも何もない。がっかりですわ。

 

酒を飲まない層は「酒なんて健康に悪いだけ。税を上げるのが当然」

タバコを吸わないから「タバコなんて3000円でもいい」

若者は「老人の年金と健康保険はカットしろ」

老人は「年金だけでは暮らせない」という。

子どもを持つ母は「独身税をとって、子供手当てにしろ」

 

自分は関係ないから、他人に損を要求する。

 

宗教も同じだ。自分が利用していないからこそ、宗教から金をとるべきだ、と叫ぶ。

自分の身は痛まないから。

 

私に言わせれば

「流行の服買うやつから流行税」

「インスタ利用者からSNS税」

「つぶやくたびに30円取ろう」

スマホ所有者からスマホ税」

「ガチャ回すやつからガチャ税」

 

これが通ってから言えと思うわけで。

課税に賛成するなら、まずは自分の身が一番痛むとこから発言しろと。

 

自分の身を切っていないなら、ただの物乞いじゃね?

たいていの主義主張とやらは自分への利益誘導でできている。情けないもんです。

「誘拐」知らない事だから騙される ※生死注意

何度も書いていることだが、人はとかく騙される。

経験があることには比較的強いが、初めてだとまあ危うい。

家を買うなんてのがそうだ。相場観がないから。

 

さて今回の話は「誘拐について」

世界、いろんな国で人は誘拐される。

Express kidnapping - Wikipedia 特急誘拐と日本語ではなるようだが、南米で流行のスタイルでは、ATMに連れていかれて限度額を出すだけの数時間~数日の誘拐もあるという。

アメリカではなんと"年間80万人もの子ども”が誘拐されている。

 

今回のテーマはこれだ。

この一文を読めば「そんなに多くの子供が居なくなるのか。怖いなー」と思わされる。

想像の中で子供は家に帰れず、人知れず非道な目に合うか、死を迎えるか。

そんなところではないだろうか。

 

さて冷静・冷徹な目で考えてみよう。

統計と、適当な丸めた数字を使っての試算だ。

アメリカの人口は3億人としてみる。

出生率はとりあえず1%くらいに設定。

毎年300万人が生まれることになる。

ということは、15歳までの集団は300万人×15(年齢分)で4500万人。

子供が80万人消える、ということはこの4500万人から80万人が減る。

そういうことだ。確率は80÷4500で0.01777 つまり1.77%。

1000人で18人。

ん、多くね?

続けて考える。生まれた子供が生き延びる確率は、毎年1.77%の行方不明をかいくぐるわけだから(100%-1.77%)^15 つまり98.2%の15乗となるわけで。

答え 76.2%。

つまり、アメリカの子どもは4人に1人が15歳を越えるまでに行方不明になるわけだ。

まじかよ怖いなー!!

 

ってそんなことあるかーい。

どこの後進国だよ。

 

知恵袋あたりの質問を見てみれば

数日で見つかる確率が20%

数週間で50%

子どもの親権巡って連れ去るケースが多いとのこと。

完全に見つからない確率は10%程。

この数字が正しいかはわからないが、日本での行方不明が10万人。アメリカは人口3倍で30万人とすれば、子供が8万人というのはまあ、そんなもんかなと納得しやすい。

というわけで8万人で再計算。

アメリカの出産数(実際)は400万人ほど。15歳で6000万。8万人が行方不明とすれば0.133%。1.77%と比べるとずいぶん減った。

(100%‐0.133%)^15 は98.01%となる。

つまり、15歳になるまでに、100人に2人が行方不明になると。

まだ、こっちの数字のほうがリアリティがある。

誘拐経験者(親含む)は4人に1人。100人に2人がその後も見つからない。

なかなかびっくりする数字だ。

日本人はどうなるか。

[PDF]平成 28年における行方不明者の状況 - 警察庁https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki/fumei/H28yukuehumeisya.pdf

これによれば9歳以下~10代を足すとここ数年は18000~20000人で推移。

この数字は届け出数である。

人口推計によれば15歳未満は12.3%というから12000万を掛ければ1476万。

20歳まで入れたとしておよそ2000万。2万人÷2000万なら0.1%。

アメリカの届け出数が年間で1.33%。

日本は0.1%だから、届け出数はアメリカが13.3倍。

確かに多い。

では、行方不明及び死亡確認となると、さらに推測となるので自信はないが続けてみる。

総数が83865人。発見が36428人。帰宅確認が35892人。死亡確認が3771人。その他届け出の解消等が7774人。

割合を出すとこうなる。

発見・帰宅確認 86.2%

死亡確認    4.5%

その他     9.3%

 

帰宅しない確率が13.8%として当てはめれば0.1%×13.8%で0.0138%

 

アメリカが0.133%。

日本が0.0138%。

アメリカが98%。日本が99.8%。という数字が出てくる。

あくまでも推論の数字に過ぎないが、

アメリカでは1000人に20人。

日本では1000人に2人。

15歳までに行方不明になるという数字が出る。

およそ10倍。多いと言えば多いですな。

4人に1人のインパクトほどではないが。

 

アメリカは日本の13.8倍行方不明届けが出され、10倍帰宅しない。

これが今回の推測の結論だ。

 

80万人の子供が行方不明になっている。

嘘を言っているわけではないが、正しい結論に誘導しているわけでもない。

言葉の、統計のトリックってやつですね。

出された数字をうのみにせず、電卓をたたけば違う世界が見えてくる。

そういうことです。

また視線そらしですか その2

昨日の続き。

 

www.fx2ch.net

 

掲示板での反応はこうなる。

 

よこせ。

分けろ。

 

ウイナーテイクスオールだな。って言ってるが、その陰には討ち死にしたり燃え尽きた起業家が100万といるわけで。

勝ち組すらすべてを取れない世界ってのはどうなのよ、って思う。

言ってみればこういうことになる。

 

カジノに100人行きました。

全員のうち99%がすってんてんになり、

カジノのオーナー(ここ重要)と1人が大儲け。

※オーナーはたぶん名家と政府ね

 

やった!賭けに勝ったぜ。と出口へ向かう勝者。

 

 

そこに、立っていたのはモヒカン達(マッドマックス仕様)

 

俺らは貧しいんだ。

有り金おいて、さっさと失せろ。

 

酷い話です。こんなのがまかり通る国ならば、だれも資本を預けませんし、会社を作りません。

 

またはこうか。

 

amazonはずいぶん儲けてるんだから、そろそろ全部の商品、注文したもの全てタダで配送させるべきじゃね?

 

夢のようなお祭りだ。

地震のたびに、商品が持ち去られた90年代のアメリカのお祭りを。

中国で日本叩きになったときに日本系列の商店からだけではなく、関係ない店のものまで持ち去られたのを思い出しますね。

 

そもそも考えてほしい。

ここで言ってる資産って、株券やぞ。

お金とちゃうねんで。

 

アマゾンがうまく儲けて拡大してるからこそ、株券に値段がついて、クソ高くなってるわけで。

今からみんなで襲って分けようぜ、ってことがはっきりしたら、紙くずになる。なぜわからないのか。

 

わかりやすく言い換えれば、今からこの家燃やそうぜ、って言うか、

もうすでに燃やし始めてる家の権利証。

それを誰かに買い取れって言ってるようなもん。

 

井戸を掘ったら妬みで埋められるアフリカを。

学校を作っても、金が続かないからあっという間にジャングルに埋もれるODAを。

金のガチョウ裂いたら、中に金貨入ってるんじゃね、って思った貧乏人を。

 

今の日本人。特に短絡的な人たちは笑えるのだろうか。

馬鹿は度し難く、斜め上に走り続け。

小人閑居して不善をなす。よく言ったものですわ。