不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

安全な食べ物という幻想

田舎で育った健康な食品を食べたい。

都会人の傲慢な気持ちが、有機農法でぼろ儲けという構造になる。これはいいとしましょう。

安全な食品を、安く手に入れたい。これはいけません。

 

人類の歴史を思えば、縄文時代にはどんぐりを食べ、江戸時代には玄米を食べと粗食の連続。しかも数年に一度は不作で木の皮を食って、それでも生き延びてきた(もちろん死者も出る)

 

戦後の親の代では風邪の時に食べる卵が、貴重なものだったという。

一個10円ちょっとで買える卵。100g100円の肉。

中に毒物が入っている、農薬が入っていると騒ぐけれど、木の皮を食べていた時代と比べて、飢餓がない、ということがどれだけ恵まれているか考えてないなと思う。

 

ぼろぼろの食事ですら、平均寿命は縄文で25年、江戸で50年。長生きをしてボケと寝たきりが問題になっている時代に、これ以上「安全な食べ物」で長寿を狙う人の業に呆れる。