不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

現実と架空の境目2

さて前回から続くのだが、よくできた架空は、人間にとって現実と変わらないのではないかという疑念がある。

人間の価値判断のシステム的に騙されてしまう。

 

例えばゲーム内でお金儲けをすれば、気分が良い。

小説で悪が淘汰されれば喜びを感じ、登場人物(主人公サイド)が死ねば悲しむ。

スマホで強く育て上げたキャラクターを消されれば怒りと意気消沈を感じる。

 

おれおれ詐欺に騙されてしまう高齢者のように、現代人は架空に対する耐性がまだ出来ていないのではないだろうか。

そうそう、詐欺も架空の世界なのは偶然の一致ではないだろう。