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不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

現実と架空の境目3

一つ思考実験を。

 

あなたは

戦争で捕虜になっている。

敵国の担当が、秘密を言わないあなたにこう言った。

 

「あなたの国は負けている」

「あなたの家族を捕まえた」

「あなたが秘密を言わないと、家族がどうなるかわかりますね」

 

制限された環境なので、担当官が本当のことを言っているか、嘘を言っているかはわからないとしよう。

 

あなたが秘密を言わないことで「家族は死んだかもしれない」

秘密を言ったことで「家族が助かったかもしれない」

そもそも捕まっていないのかもしれない。

それどころか、すでに家族は処刑されているかもしれない。

 

担当官がにっこりしながら言う「あなたの家族は解放されました(処刑されました)」は、現実か架空かは箱の猫のまま。

 

架空と現実とはこのくらいあいまいなものではないだろうか。