ゲームの1ジャンルにFPSというものがある。
登場人物の一人になり、多くは銃で撃ちあう戦争のゲームが多い。
そんなゲームの中で嫌われるプレイスタイルの一つに、「芋砂」というものがある。
芋虫のようなスナイパーというのが語源の軽蔑の意味を含んだもの。
ゲームの初心者が離れたところから、自分が攻撃を受けにくいスナイパーを選び、伏せてしか移動しない(見つかるリスクを最小限にしたい)ところから芋虫のようだと言われるのが語源らしい。
余談だが、実際のゲーム内ではうまい人にとっては芋砂はタダの鴨。なぜならしょせん初心者。移動する相手に追随できないから、あっさりと倒せるのだとか。
自分が攻撃を受けないところから、相手を攻撃したいというこのあさましい根性。
ネットの炎上に似たものを感じる。
叩きたい。血を流したい。自分が正義だと知らしめたい。
安い正義感でチェーンメールを送り、絆、仲間を連呼する。乗れない奴は非国民だ。不謹慎だと騒ぎ立てろ。
しつこいまでに相手を攻撃し、失敗した人間の社会復帰を阻もうというネットの書き手。
芋砂だなと思う。