法律がなぜ大事なのか
法律は絶対的存在である、というと反発を感じる人が多いと思う。
曰く、感情はどうなのか。
マナーや、習慣はどうなのか。
輪を乱す奴は排除したらいかんのか。
いじめの構造にあるのがこれだ。
ムカつくやつがいる。
変なやつがいる。
気持ち悪いやつがいる。
輪を乱すやつがいる。
そう思うのは自由。思想の自由がある。
でも手を出せばこの通り。
・殴る→傷害罪 15年以下の懲役又は50万円以下の罰金
・首に手を巻く→暴行罪 2年以下の懲役又は30万円以下の罰金
・罵倒する 傷害罪及び名誉棄損 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
・事実を大声で言う 名誉棄損
犯罪のやり方を書いた小説ばかり持っている。
性犯罪を助長するマンガを集めている
あいつ、今にもするんじゃないか? 予備的に排除した方が良くないか?
法律は常に後手に回り、犯罪が起きてからしか効果がない。
その通り。それがどれだけ大事かわかっていない人が多すぎる。
予備的に逮捕できるなら、どれだけシュールな世の中になるのかは、特高及びソ連、第三帝国の歴史を学んでから発言してほしい。
若いうちは法のことを知らないので、怖いものなし。
大人になっても法は面倒だと疎まれ、知らずに生活している人が多い。
法律は「ボードゲームのルール」と同じだ。
ルールは絶対で、英語版の解釈をめぐってプレイヤー同士が頭をひねったり、論争になったりするのも同じ。
ルールを知らなければ、ゲームをプレイすることもできず、何を目的としていいかもわからないただの”おみそ”となる。
法律の基本の構造、刑事罰、民事での争いの争点をざっくり把握しているだけで多くのトラブルから回避されるというのに、それをさぼっている人が多すぎる。
自分の感情は何の意味もなく、世間的に受け入れられるのは最後は法なのです。
とはいえ、感情はパフォーマンスとして有効なのも確かではあるが。