男の価値・女の価値とは ―恋愛・結婚に見え隠れする価値を考える
ネットの海にはいろんな意見があって、未婚の男女が、お互いにお互いの性を貶しあってるような風潮がある。
曰く、ケチな男が多いから結婚できない。
曰く、奢れ奢れって銭ゲバな女しかいない。
今回は男性、女性に価値をつけるとしたらどういう方法があるのだろうと、考えて数字を作ってみた。
下準備(※長文苦手な人は飛ばしてOK)
価値の設定
男性・女性の価値を3つに分ける。
「若さ」(男女共用) 時間の可能性。肌年齢。性的魅力等を包括しているとする。
「資産」(男女共用) 18歳から労働開始、男性の給与を400万円、女性を200万円とし、男性はその1/4を、女性はその1/8を貯蓄するとして試算。計算の簡略化のため、給与は固定。退職金は60歳で男性が2000万円、女性が500万円として計上する。
「性欲・生殖機能」(男性) 両方ともに年齢とともに衰え、価値が下がるとする。
「子供の価値」(女性) 一人産めると2000万円の価値があるとし、最大で4人産めるものとして試算する。年齢下がると価値は下がり、40代で0となるとする。
※異論はいろいろあると思われるが、経済的動物である競走馬を参考にしています。
係数の設定
年ごとに減っていくものを表すのに係数を設定する。前年度の数字に係数をかけることで、減衰を表現する。
データテーブル
こんな感じになりました。
おそらくイケメン・美人なら若さに2~5倍ほどのボーナス、稼ぎ手なら資産にボーナス。性格が良く、相手にプラスの印象を与えられる要素があるなら+数百万といった変化がつくでしょうか。
グラフで見てみよう
見えてくるもの
女性バブル(10代後半~20代前半)
10代の若いうちは、男女差がないのだが、おそらく高校生くらいから女性上位が始まります。女性の20台にピークが来る、というか、はっきり言ってバブル。
思うことは何でも叶い、好きなものは奢ってもらえ、ミスをしても甘い顔してもらえる。なぜなら若さは魅力があって、日本人はたぶん潜在的にロリコンですから。
おっさんたちは若さのおこぼれがもらえないかチャンスをうかがい、隙あれば自分のモノにできないか虎視眈々。同年代の男性も、二倍以上の価値がある女性を手に入れるために奢り、機嫌をとるのでしょう。
アラサー
20代はあっという間。気が付けばアラサー。このあたりで女性の価値は急落。翳りに気が付き、焦り始める年齢です。男性も若さは失われるのですが、貯金で減りをカバーできるため、下落幅は小さいです。
アラフォー
婚活市場でBBAと連呼されるのはこのあたりから。かっての栄光を語り、同じように扱ってほしいと女性がいくら願っても、価値は逆転しています。同年代のおっさんらは、30代前半女子に向けられ、同年代の女性には意識を向けません。
なぜ女性が大事にされるのか。
ー女性に伝えたい大事な事
例えば金持ちが、お金をばらまけば人気者になれますよね。
同じように女性も、若いうちは「大金をばらまいている」のと変わらないです。
若い女性というのはそれだけで価値があり、芸能界でも、風俗でも一年を数千万~数億円と引き換えにすることができます。
試算をもとに考えれば、20歳の1億8000万円から40歳の1000万円まで、20年で減ったお金は1.7億円。1年あたり850万円をばらまいているようなもんです。
ダメな男に捕まったり、意味ない不倫をしているその時間も、お金を投げ捨てているのと変わりません。男性は風俗に使う金を減らしたいから、キープするなんて普通にしますからね。食い物にされないよう注意してください。
そして、40歳を過ぎた女性へ。
35歳を過ぎて婚活を始めても、市場価値は大半失われています。
過去の栄光をいくら語っても、いくら男性にもてたと思い出を引きずっても、世間の見る目は冷たい、ということを理解しましょう。
時間は有限で、あなたはもうそれを使いきってしまいました。婚活をするならもっと年上の50代の男性も視野に入れましょう。彼らにはまだ魅力的に映るかもしれません。
総括
競馬として例えて見るならば、先行逃げ切り型の女性。勤め先が固いなら、最後に一気に追い込める男性。
レースとの見どころは25歳から35歳にかけて、女性がどのように仕掛けてゴールに飛び込むかその鞍上の判断と駆け引きが楽しめそうですね。
さあ、実りのない恋愛に時間使ってたら、取り返しのない日が来てしまいますよ。
さて、これが正しいと主張するつもりはまったくありません。若い女性がなぜちやほやされ、奢ってもらえるかを視覚的に表現してみようとした、一つのサンプルと思ってください。
恋愛はここに、感情であったり、コンコルドの誤謬であったり、トラウマにコンプレックス、都合のいい話し相手など様々な要素を含んで、渦中にいる人を困惑させます。
こういう側面もあったのか、と考える一つのきっかけになれば幸いです。