やはり事故物件だろうか。
訳アリ物件ともいわれるけども、おかきとか明太子とか割れてるから安く売るよーと同じキーワードで書かれるとちょっと軽すぎないか、とは思う。
大島てるなんかが有名だが、気にするひとは自己防衛するのがいいんだろうね。
昔友人から「家賃安いから、事故物件借りようかと思うんだけどどう思う?」と聞かれたから、素直にやめときなさいと言ったことがある。
誰かが自殺に追い込まれた部屋には、環境そのものが人体に悪影響を与えている可能性がある。
低周波や高周波といった騒音。電磁波や地盤。湿気が異様に高い。化学物質にカビがあれば気管支に影響する。
何らかの特徴が強い部屋は、どう考えても健康によろしくない。
傾きのある家で精神バランスを崩しやすいなんて話を聞いていると、たった数千~数万円で健康を害すリスクを取るのはバカバカしい。
もう一つは自己暗示。健康で体調がいい時なら平気だろうけど、気分が落ちた時はどうだろうか。思いつきや連想で、引っ張られずにいられるのだろうか。
まあ世の中にはとてつもなく鈍く強い人も、とてつもなく敏感な人もいるだろうから、それぞれ自分の特徴とお財布と相談して決めたらいい話だ。
このブログでは基本的にいろんなことに対して平たく、肩入れせず、なお貶しもせず(但しポポロを除く)いきたいと思っているので、オカルトに関して言及はしない。
ただ、最近やる夫スレの「新選組列剣伝」を読んでいたのだが、作中で人が切られるわけだ。
そういやあ、当時の京都ではずっと内ゲバとテロルが続いてたわけだし、そこらの料亭で人が死ぬなんて珍しくもない。貸家でも、道端でも。火事のたびに五万、十万が焼け死ぬ世界じゃあ、事故物件なんて当たり前だろうな、と思った。
死が病院と老人ホーム、ホスピスに火葬場に隔離されてしまった近代では、どんどん過敏になっていくのだろうなと思う。
その点インドはいいぞー。バラナシでは変わらず、川っぺりで人が焼かれ、川に投げられてる。牛の死体も、人の死体も流れてる。その横で人が水浴びし、観光客がぼられてる。今も変わらずね。
潔癖症は投げ捨てたほうが、人生楽になると思う。