不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

税金について考えた 1

最近GDPと株価の関係など、大きな金の動きについて考えることが多かった。

その際に思いついた、税金についての考察を自分用にまとめておく。

 

1.歳入と歳出を見る

 

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気づいたこと

・租税収入が6割、国債発行が残りと、いわゆる借金体質になっていること

・酒税、たばこ税が、かつてほどの歳入につながっていないこと

所得税の方が法人税よりも多い。

・消費税と所得税が並んだ。

 

法人税所得税のアンバランスさを検証する。

 

ネットでデータを探してみる。2012年のデータが出そろった。

 

日本企業の売上高、全産業で1302兆円 経済センサス・活動調査 :日本経済新聞

全産業の売上高は1302兆2523億円、粗利益に近い「付加価値額」は242兆6658億円になった。(以上引用)

 

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa13/dl/03.pdf

世帯平均の所得は537.2万円

http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa12/dl/02.pdf

世帯数は4817万世帯

 

整頓するとこうなる。

         売上(兆円) 粗利益(兆円)税金額(兆円) %(利益:税金)  

日本企業全体    1,302        242                8.8     3.6%

国民全体            258                13.5      5.2%

 

奇妙に感じる事。

租利益に対する法人税はおよそ35%。であるのに3.6%しか徴収出来ていない。

同じく所得税もそうだ。累進課税は5%~45%。控除を使ったとしても、5.2%は低すぎる数字に感じる。

 

素敵な節税方法を知っている人が、会社が多いのだろうか。