不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

ポポロの扱いから社会を考える 4

3.新人偏重の採用とシフト制見直し

 

昔は農業、工場、サービス業とあったら賃金格差がえらいことあった。

農業で100万なら工場で250万、サービスで400万って感じで。あ、これ明治から昭和初期の話ね。

だから貧乏な家、学がない家出身でも、勉強一発で公務員や、大企業に入って高給取りになるのが流行ったわけだ。この辺科挙制度と近いわな。

現代でも中国、韓国、日本とどの国でも学歴偏重とそのための選別が厳しくなって、そのせいで底辺層が不穏な動きを見せているのは歴史知っていると興味深く思えるのだが。

 

さて今回は企業側の見直しだ。先の給与差はここ最近の日本ではあまり当てはまらない。サービス業の給与はカットされ、ボーナスが減っている。

工場の仕事は海外へ移ったので、二次産業と三次産業の給与差はだいぶ減った。どちらかと言えば今は安定と、首切りが少ない方、あとは引っ越し無しが魅力になりえる。

あとは前回の、企業の私塾出身者を優先的に採用することと、中途採用でも私塾に一回突っ込むことで選別が可能になるはずだ。

 

ということで今回は三交代の見直しを提案する。といっても、ほとんどの産業で夜は働かない方が生産性は高いと思うんだけどなあ。

コンビニであれ、医者であれ、工場であれ、夜はしっかり休む。ニーズとサービスを追求すると、ハードは大丈夫でも、潤滑部分の人間がまず最初に壊れるからね。

夜起きてれば、交感神経・副交感神経が乱れる。生活のリズムいう奴ね。病気発症しやすくなるわけだ。だけじゃなく、知人友人と違った生活時間、休日は疎外感のもと。なんで俺だけ、ってなってしまうとまずい。

それでもどうしても、って部分はあるだろうから、そこで提案だ。

 

シフト制の否定

夜働いて、次は昼、そして早朝と順繰りに勤務時間が変わるのをシフトというが、これはまず廃止するべきだ。

平等とか、勤務時間に人が足りないとかは企業の都合。その時間に働きたい人が少ないのなら給料を上げればいい。むりやり固定給で働かせて強いるのは、公務員だけで十分だ。

同じ時間で働きたい希望は、そりゃ優先するべきだろう。コストがかかるのは当たり前。人を大事にできない企業は、いずれしっぺ返しにあう。

 では夜間労働をどうやって埋めるか。それについては次回。