不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

面白いもの紹介 小説「火星の人」 アンディ・ウィアー

アンディ・ウィアー 「火星の人」

アメリカで、ネット発で人気になり、映画化。「オデッセイ」 

紹介もあり、読んでみることにした。

 

うん。これは面白い。(ただし人を選ぶ)

 

あらすじを述べるのは自分ルール抵触なので書きませんが、アメリカ人らしさである一つの「自己責任」「突き抜けた楽観主義」

これが懐かしい。60年代のSF(50年経ったのか。。)にはあったあの香り。

どこまで行くんだこの野郎と突っ込みながら、気が付けば最後まで一気に読むこと請け合いです。

 

中で出てくる化学、宇宙用語は知っていればより楽しめる。

知らないと逆に辛いかも。いわゆるサービスシーンもヒロインも全くなし。おっさん一人語りがメイン、なぜここまで面白いのか。

誰にでもオススメ、というわけではないけれど、このブログ読もうと思った人なら、たぶん楽しいんじゃないかな。

 

知った元はこちら。やる夫でのダイジェスト紹介(※あらすじ分かるので注意)が楽しめます。

yaruok.blog.fc2.com

 

ネット発のアメリカSFで思い出したのは「老人と宇宙」ジョン・スコルジー。

あれも「宇宙の戦士」を爺さんにさせたらどうなるかという思考実験で良かった。

アメリカは奥が深い国だと思わされる。