お金との関わり方 目次ページ
http://unsuitable.hatenablog.jp/entry/2016/09/05/083500
5.モノにはらうお金は「買う」「維持する」「収納する」「修理する」の意識差がある
安いものを買うときには、意識がいくのは「売り値」ただ一つ。
なぜなら使えなくなったら捨てればいいからだ。
食器用スポンジでも、衣服でも基本は使いきり。
使えなくなったら、飽きたら終わり。これを消耗品と呼ぶ。
ところが耐久消費財と呼ばれるものがある。
大ざっぱに言えば1万円以上する電化製品や工業製品はこれにあたる。
見分け方は「一年以上使えるかどうか」
頻繁に買い替えないものなので、買うコツがつかみにくい。消耗品を買う時のように「ブランド」「売り値」「デザイン」で選んでしまう人が多い。
売り手もそのように仕向けている。
つい先日人から聞いたのが「smartが欲しい。相葉君が月8900円で使えるって言ってた」
月に8900円で使える車があるのなら、私が欲しい。
ポイントを3つ満たしている。
ブランド「メルセデスベンツ」
売値 「月8900円」
デザイン「かわいい」
見事なものだ。
車の場合、売値(販売価格)のほかに次の金額がかかる。
維持する 車検 税金 ガソリン代 自動車保険
収納する 駐車場代
修理する 車検・消耗品 事故時の修理
計算してみた。(イメージは大都市圏です)
ヤナセの提案するモデルケースはこんな感じ。
月8900円は嘘ではない(それだけとは言っていない)
smartが8900円で買えると信じて、ヤナセに行くとこうなる。
すっかり買う気分になって夢膨らんだ状態に、ローンでも可能ですよ、と言われれば当然ハンコを押してしまう。よくできた仕組みだな。
しかしこの人架空だけど、当初の金額よりも7万円も月の支払い額増えるけど、大丈夫かな(大丈夫なわけがない)
高額商品(特に耐久消費財)は数年使ったらどうなるかのイメージを持つ。
携帯電話やスマホ、インターネットやテレビなんかもこんな感じ。
契約書を読んで、どんな時にいくらかかるのかをイメージしておかないとめちゃめちゃ高い契約を結ばされることになる。
SBに限らず、キャンセル・違約金は糞高いことをお忘れなく。