不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

世界が平和になり給料が下がる

給料が安くなる理由 - 不適合者のジャンクヤードでも書いたが、女性と老人の就業率が上がって、働く場所が少なくなって給料が下がってるんじゃないか。

 

この疑問をもう少し大きい場所に目を向けてみる。世界だ。

1980年代の世界はまだ社会主義共産主義が元気だった。というか、終わりかかってた。

 

共産国

ソ連(現ロシア)

中国

ベトナム

 

開発途上国も資本投下がされず、インフラ不足であがいていた。

インド 共産国と緊張下にある社会主義国。疲弊中。

ブラジル 軍事政権と解放運動で混乱。

 

共産国は資本主義国と基本物々交換(資源・食料限定)しかしない。

国民は外に出さない。

開発途上国も基本ベースは内需で、輸出するほどの工業力がない。

 

80年代後半に民主化、政治の混乱が収まるとどの国もあっという間に力をつけ、世界の経済をけん引するまでになった。

俗に言うBRICS(ブラジル・ロシア・インド・チャイナ・サウスアフリカ)だ。

その人口たるや

 

ロシア 1億4300万

中国  13億7400万

ベトナム 9163万

インド 12億9200万

ブラジル 2億400万

引用元:世界の人口ランキング - 世界経済のネタ帳

 

合計31億人(2015年推計) 世界人口72億人

 

 

パーセント表示なら43%。買い手にもなり、売り手にもなる国として、資本主義に参入してきたわけだ。

30年前の1990年頃なら日本人の給料は比較するのは田舎の給料だったかもしれない。

現在は中国人やベトナム人の給料と比較される。

安くてよく働く。引き換え日本の若者は。。。と言われるわけだ。

 

商品も為替で見て安く感じられるものに人気が集中する。1960年代から日本製品が飛ぶように売れたように。

 

いや、ほんと競争競争でキツイ時代が来てるわ。