不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

狂乱のマーケットの行方

・トレンド

・モメンタム

・センチメント

 

経済ニュースを見ていれば、しょっちゅう出てくる言葉だ。

トレンドは方向性。上げているときはその向きに逆らってはいけない。

モメンタムはトレンドに沿って売り買いを決定する手法だ。

センチメントとは市場の参加者の楽観・悲観を表す。

 

それっぽい言葉だが、翻訳するとこうなる。

流行(トレンド)に左右され、勢い(モメンタム)に乗って買いまくり、株価が上がる。感情(センチメント)が高揚すればさらに買う。

 

走りだしたバッファローの群れを表しているようではないですか。

モメンタム投資の人間にとっては財務分析も、バリュー投資も意味がない古臭い手法。

増幅した感情はいつも右往左往させられて、ある日を境に今度は狂乱の投げ売り相場になる。

バブルの い つ も の よく見た光景。

 

トランプに会うだけで株価が5%上がったSB。特に指標が発表されていないのに毎日2%も上がる日経。

数十年政治の世界をうろちょろしていながら鼻もひっかけられなかった男が、ライバル不在でいざ大統領を制したとなると、急に魔法使いのように扱うマーケット。

でもポッターさんじゃないでしょう、彼は。

 

問題は、いつ逆方向の動きが始まるか、だけ。

繰り返そう。

今年の2月、日経は14000円台で、新日鉄は1600円台。

12月現在、日経は19000円を超え、新日鉄は2760円を超える。

 

日経は28%上昇し、新日鉄は64%上昇した。

では売り上げは、収益はそれだけ変化するのか。

期待に沿えない決算が出てしまえば、夢から覚める。

 

しかし、毎回売り仕掛けが早いのは反省しなければと思う。

踏まれる毎日は辛いすわ。

今のところ、7月予想の日経20000円、30000円の声が出てきた、というところまでは来てますので、あとは「バッドニュース」待ちだと思うんです。

どこまでも上がり続けそうな空気がでて、マーケットもそれに答える。

 

「相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育ち、楽観の中で成熟し、幸福感の中で消えていく」

 

今が幸福な時期だと信じている私が投げるのか早いか、バブルがはじけるのが早いか。しばらくはブログ書くのも減るかもしれません。