朝のテレビを見るともなしに眺めていたら、「個人向けの確定拠出年金」について話していた。
これは何かといえば「自営業者や無職向け」の年金だ。国ではなく企業が用意する老後保険と思えばいい。
国からもらえる年金だけでは足りない、と思うなら上乗せ分は自分でちゃんと入っとけよ、という国の言い訳である。
テレビでは七三に分けたメガネのパネリストが、口から唾を飛ばす勢いで「これがどんなに得な商品なのか」を熱く語っていた。うなずき驚くゲスト(桜)たち。
私の脳内では自動変換された絵が映る。
1.メガネが玄関先にどっかり座り
2.自社商品がいかに優れているかを説き
3.大きいパネルで分かりやすいフリップを多用し
4.今がチャンスで、これだけの節約になるんですと語る
壁や屋根の修理。太陽光発電。牧場投資に海外外貨預金。マンション運用。
まあ、そういうことである。
NISAといい、個人年金といい、政府は雑い仕事しかしないね。