富の分配の効能を考える 4
本来なら、前回までの分で終わりだったはずなんだが、思いついたことが一つ。
世界人口って70億人くらいいたよな。
じゃあ、36億人の貧困層以外の人間って、いくら資産持ってるんだ?
ここからはデータがないので、仮説を立てていく。
1.GDPに比例して、個人資産があると考えよう。
2.アメリカと日本のGDPを足すと、世界の約半分のGDPがある。
3.日本の個人資産で検索をかけると、2016年度で1700兆~2000兆円らしい。
4.アメリカと日本のGDP比が3:1なので、アメリカは6000兆円とする。
5.世界のGDPから推計すると、日本2000兆、アメリカ6000兆の2倍で1京2000兆円。
もう一度おさらい。
世界の富豪8人の所有金額は45兆円。
36億人の貧困層も同額。
一人当たり1万円又は2万円か。それが前回の話だった。
残りの34億人で1京2000兆円。
一人当たり352万9411円。
桁が違うとはこのことだ。
ということは金持ち8人を見せしめにして分配するよりも、残りの34億人強、つまり日本人全員やアメリカ人全員の資産を貧困層にばらまけば、もっと寄付金額のかさ上げができるはず!
ざっくりした計算では12000÷45は266倍。つまり1万円しかもっていなかったアフリカ人が266万も持てるようになる。なんて素敵なんだろう。
一方すべての日本人も貰える資産額は一律266万円。
家も車も何もかも売り払って、貧困層にプレゼントだ!
貯金が全くない人にとっては棚ぼた。持っている人にとっては悲劇。
おかしいなあ。オックスファムの連中はなぜ、これを提案しないんだろう。まさか自分の資産が減るから反対してるってことはないよね?
もう一度書こう。
分配を望むなら、まず初めに自分が失う側に回ることを想像するべきだ。
「殺しているんだ、殺されもするさ」
この言葉の意味をよく考えたほうがいい。
※追記 8000の二倍は16000でしたね。1京2000兆→1京6000兆に脳内修正よろしくです。