アマゾンのレビューを見ていると、Cの付くあの国の製品に、こんなレビューを見ることが多い。
・返品された商品をそのまま梱包して、発送したような感じ。
・不良品だったので、返品したが次のものも不良品だった。
歩留まりという言葉がある。歩留まり - Wikipedia
商品を作成する際に、一定の不良品は出る。
この不良率を100%から引いた数字が歩留まりだ。
例えば品質検査した時に100のうち3が不良であれば97%となる。
Cの国の製品は、日本で作るよりも歩留まりが悪い。
工場の人員の質が関係しているのか。
原料の品質が関係しているのか。
そもそも製品の品質検査をしているのか。
輸送の際のパッケージ、運び方に問題があるのか。
どれが原因かは、それともすべて当てはまるのか私にはわからない。
ただ、この基準を緩めるほど値段の安いものが作れるのは当たり前だ。
なぜなら、それらの質の向上にはとんでもないコストがかかるからだ。
安かろう悪かろう
そういうことだ。
文句が出たら、タダで同じものを送ってやればいい。
余分に2個渡してもそれでも儲かるくらいなのだ。
一方日本を考えてみる。
不良である職員は自然と淘汰される。
原料の要求基準は世界トップクラス。
品質検査は、厳しく
輸送の際のパッケージ、インフラもばっちり。
そんな時代が数十年続いたわけだ。
しかし、給料は上がらなくなった。
故に日本人はCの国の製品を買い求めるようになった。
失敗の責任を要求しながら、給料は上げない。
一方労働者も自分たちが買い物に行けば、食事をすれば「バイトにまで」プロ意識を要求する。
外国人にとっては「上流階級のサービス」が驚くほど廉価で受けられる国となる。
もう少し、他人にイラつかず鷹揚にふるまう。そして職場では給料が上がらないのなら、それなりの労働で返すぐらいの図太さが必要だと思う。
まあ、そういっても職を失う恐怖と横並び、悪目立ちが怖い、当たりを理由にするんだろうな。