しばらくぶりです。
まとめサイトを見ていて、こんな記事が。
記事を要約すると
1.自動レジに商品を持っていったら、カゴの商品数と、レジの商品数が違う
2.何度試しても数字が合わないので店員を呼ぶ
3.店員が商品チェックし、ポケットに切られたICチップを見つける
4.店員「またか」とうんざり顔
レジはカゴに入っているICチップの数と価格をチェックするだけだから、客側が「自分が何点商品を買い、いくらくらい払うか」を把握していない限り、万引き犯の商品代を支払うことになるよという話でした。
万引き犯側から考えると
1.従来の「服の下」「鞄に入れる」などよりも、堂々とレジから持ち出せる
2.ICチップを切り取った瞬間+レジで袋詰めする瞬間の2点を抑えられない限り「無実の被害者」のフリができる
これは強い。あきれるよりも感心が強い。
新しい技術ができると、その隙間を縫って、何とか犯罪、またはグレーゾーンなことができないかと試みる人々が一定数いるようです。
メル〇リで現金が出品され、個人金融替わりに使われて禁止になる流れが2017年にありました。勝手な命名ですが、こういった新しい犯罪手法を考える人々を「メル〇リアン」と私は呼んでいます。
おれおれ詐欺などは周知されましたが、詐欺の手法、盗難の手法は日々更新されています。どこかで共有されているのでしょうか。
それとも新技術に対し「こうすれば行けるんじゃないか」と同時発生的に思いついて、次第に洗練、共有されていくのかもしれませんね。
さて、万引き犯だけではなく、穿った見方をすれば、ユニクロ側にもメリットがあります。
1.レジ人件費を減らせる(王道)
2.万引き犯は減らないので、万引き損害をうっかりしている客(カモ)に転化できる
ユニクロは「万引き被害をカモに転化しているんだ!」と言われないためには急ぎ対策をする必要があります。
私ならどうするか、と考えて思いついたのは重量による管理です。
ICチップに商品コードがあるなら、商品の平均重量を加えます。
あとはレジに乗せられた重量と、ICチップの総重量を比較して、Xグラム違うとレジ停止、店員を呼ぶ。
Xグラムは100グラムか10グラムかは誤差発生の煩雑さと、万引きされてもしょうがないという諦めとで、徐々に変更されていくでしょうか。
この対策が実施されるとこんな光景になるはずです。
万引き犯「いつものように万引きするか」
「靴下一足だけ入れて、あとはICタグを切ったこれやあれやをいれて」
レジ「商品点数に誤りがありますので、店員が参ります。
動かずにそのままお待ちください」 ※いいか逃げるなよの圧
万引き犯「」
店員「お買い上げ10点で2万3000円になりますね」
分岐条件
A.手持ちに現金がある場合
万引き犯スレ立て「万引きし損ねて手持ち空っぽになったんだが質問ある?」
B.手持ちに現金がない場合
店員「お客様、お金がないようですがお支払いはどうされるおつもりだったのでしょうか。」
「詳 し く お 話 を聞 か せ て く だ さ い ね」
この技術が適応されたとしても、今度は「Xグラムだったらレジ通過できる」
という万引きチャレンジが行われてイタチごっこになるところまで想像できて楽しいです。
「メル〇リアン」 その情熱、きっと他方向には向けられないんだろうな。