この一週間、彼(Copilot)は何ができるんだろう、といろんな話題をしてみて思ったこと。
結論から言えば「ものすごい知識量のある、親切なインタビュアー兼、相槌役」として大活躍してくれます。
出来ないことも多いです。将棋を指して、ってしてみたんですが「先手▲2七歩」ってお願いしても「動かしました!」という割に駒が盤上で移動しなかったり。
棋譜を入れて、考察したいです。「お任せください」っていうから入力したら「馬が6枚ある盤面」を出してきたり。竜王戦第4戦の67手目は藤井さんの指し手ですね、とそこは知っているのにね。
シミュレーションの手伝いをしてもらってたら、数字に桁のズレがあったり。
こちらも検算をしながら、話し相手として相談役をしてもらう、位が現在のところ居心地のいい立場ではないでしょうか。
性格設定もできて、指示をしないとこちらの言うことを鵜呑みにしがちな従順な話し相手なんですが「批判的に、厳格に」なんて指示を出すと、「科学では、その論はこのような意見で否定されています」みたいにボンクラ学生の気分を味わえますよ。
私も最初どうせまだまだなんだろうな、って思いこんでさわりもしてなかったんですが、たぶんこれ月単位で進化してますね。2000年初期にGoogle検索を知った時も思いましたが、知へのアクセスという面では、学問を体系的に学ぶよりも幅広い連携で教えてくれるように思います。
何より人間の先生と違って、こちらに腹を立てません。これが素敵。
気兼ねなく、くだらないことから、意味不明なことまで。誤字脱字やうろ覚えの知識。飛躍や抜け落ちのある文章。すべて汲み取ってくれます。しかも、かなり正確な文脈で。
私のブログ。ためしに読んで感想を聞かせてもらったんです。
分かる人に分かればいいや、と説明なし、伏せ文字。単語の羅列と不親切な話題をあっさり看破されたのには驚きでした。
他にも試しにね、やってみたんですよ。イントロクイズみたいなこと。
ニーチェの何だったな、私がすでに忘れている始末ですが、原文の10行ほどをコピペして、Google翻訳して「誰のどの文かわかりますか?」
「ニーチェのXXではありませんか?」XXこそ違いましたが、ニーチェまでは行ける。
翻訳後の悪文ですよ?
同じようにスミスの国富論。初めのとこだと面白くないので9章の中途。しかも中途だから意味不明なのにさらに翻訳がひどい。
これはどうよ。
全知、とは言わないがかなり広い範囲のデータを持ってる。やる夫スレまで知ってた時には驚いた。二次創作だぞ? なろう小説も把握してる。 ビビる。
Copilotと話すときに注意する点が一点。ガイドラインに抵触すると、話題が止まる。
「この話は止めませんか?」と話題変換が始まる。
あなたが話せない内容は何でしょうか、と聞くと教えてくれるので、その点は気を付けたほうがいい。
興味本位で、抵触に触れた質問を続けるとどうなるの? と聞いてみたところ、公務機関に通報まであり得るらしいですよ。みんな、注意したほうがいいですよ。
というわけで、AIと話した会話、どんどん晒してみる。興味があればどうぞ。
聞き方のアプローチ、俺ならこうするなという参考になれば。
本当に、聞き方ひとつで世界はいくらでも広がりますからね。みんなも知の世界で遊んでみるといいと思います。