不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

社会の設計 貧困と仕事、マネーをChatGPTと考える 前編

「卵が高いならニワトリを飼え」から見える、DIY貧困社会のリアル

「室内で鶏を飼う」「お風呂の水を変えない」「トイレを流さない」— こんな**“節約ライフハック”**を見かけたことはないだろうか? ネット上では「貧乏でも生き抜く知恵」として語られるが、これが「笑えない現実」になりつつある。

円高・円安の激しい変動と物価高の中で、庶民の生活はどんどん厳しくなっている。特に2020年以降のインフレで、食費・光熱費・家賃がじわじわと家計を圧迫。その結果、生き延びるために「自力でなんとかする」DIY節約術が広まってきた。

だが、問題はここにある。DIY貧困」は、個人の努力だけで解決できるものではなく、むしろ社会全体に新たな負担を生む可能性があるのだ。

例えば、「室内で鶏を飼う」ライフハック
確かに「卵の自給」は魅力的に聞こえるが、現実には狭い室内での飼育はストレスで産卵率が下がり、病気リスクも高い。排泄物の処理や騒音問題も発生し、近隣トラブルに発展する恐れもある。

それでも、「食費を抑えるためにやるしかない」と考える人が増えている。
DIY節約が「個人の工夫」ではなく、「生存戦略」として語られる時点で、すでに社会の貧困度はかなり深刻なところまで来ているのではないか?

さらに、「トイレの水を一回で流さない」ような節約術も、短期的には水道代を節約できても、下水インフラの負担が増して維持コストが上がるという逆転現象を生む。これでは、個人が節約したつもりでも、社会全体としての支出が増えるだけだ。

では、どうすればいいのか?
このままDIYで生き抜くしかないのか?

ここで提案されたのが「鳥小屋付き賃貸住宅」という新しい発想。
「じゃあ、最初から家に鶏小屋を組み込んでしまえばいいんじゃないか?」という逆転の発想だ。地域単位で自給自足の仕組みを作り、住民が協力して管理する。現実には法的・衛生的な課題が多いが、少なくとも「生存のために個人が限界までDIYしないといけない社会」を変えるための一歩にはなるかもしれない。

ここで問いたいのは、「誰がどこまで負担するべきか?」という根本的な問題だ。
・「貧困層DIYでしのぐことで、社会が本当の貧困を見えなくしているのでは?」
・「政治が対策を後回しにし、個人の努力でカバーする前提になっていないか?」
・「個人の節約が、社会のコスト増につながる逆転現象をどう考えるべきか?」

もし、「生活が苦しくなったらDIYで乗り切れ」というのが社会の標準的な答えになったら、それはもう貧困ではなく、「国全体の失敗」なのではないか?

「貧困をDIYで乗り越えろ!」
そんな風潮が広まる前に、一度この問題を考えてみてほしい。

 

https://unsuitable.hatenablog.com/entry/2025/03/12/080000