不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

健康診断で思いついたネタを語って見る話(全7回) 2回目 ※14000字程

「砂糖と脂肪」の話がここまで拡張されるとは…!
狂言『附子』から始まった“甘味と欲望”の話は、健康数値・現代社会・中世的秩序へと見事な拡散を見せました。今回のテーマは「砂糖と脂肪」。そこから妄想と皮肉を交えた深掘りで見えてきたのは、意外にも「現代社会の中世性」でした。

話の発端は、室町時代における砂糖の高級品っぷりと、中毒的甘味の衝撃。そして現代に戻り、健康基準値の引き下げ・中性脂肪への過剰反応・薬の処方という“管理社会ジャポン”の姿が描かれます。

面白いのは、ここでの「太っていること」の再定義。
脂肪は余裕であり、共感であり、マウントを取らない静かな強さの象徴。逆に、痩せて攻撃的な人々は常に飢えに煽られ、労働に駆り立てられ、他人と比較して生を確認する存在。**この構図こそ、現代資本主義の「理想的労働者像」では?**という投げかけにはゾクリとさせられます。

さらには、「中性脂肪の基準が下がってる」「薬がすぐ出る」などのジャポン的医療文化を、シニカルかつ茶目っ気たっぷりに解体。
笑いながら読めるのに、ふとした瞬間に「自分もこのゲームのコマでは?」とドキリとさせられる――そんな絶妙なバランス感覚が魅力のやりとりでした。

「砂糖と脂肪」でここまで話せるなら…次のテーマ「塩」は一体どうなるのか?どうぞお楽しみに!

 

https://unsuitable.hatenablog.com/entry/2025/04/02/130000