「胃ろうって、胃や腸はちゃんと納得してんのかな?」という、軽く始まった妄想が、なぜか腸内民主主義の誕生にまで発展──。
人間の身体に突っ込まれた医療チューブをめぐって、脳と胃と腸が「おい、俺たちの許可取ったか?」と内部分裂。そこに加勢するのが、見えないけど大量にいる腸内細菌たち。彼らは「唾液なしでは仕事できない」と労働争議を起こし、果ては「選挙権を寄越せ」と主張するまでに進化する。
そこから始まるのが、腸内菌による議会制民主主義。ヤクルト党、ダノン党、ギリシャヨーグルト同盟、悪玉菌独立派──次々に乱立する菌政党。抗菌剤は全体主義を掲げてクーデターを起こし、ヨーグルトはフランス語で演説を始める。最終的には「腸内で最も支持を集めた菌が、食生活を決定する」新しい体内政治が誕生。
一方で、菌の声が聞こえるチップを飲み込んだ人類は、食事のたびにスマホから聞こえる「その飯、俺たちに合ってないんだけど」という愚痴に悩まされ、トイレに流した後もBluetooth接続が切れず、下水管の奥からずっと菌の抗議の声を聞く羽目に──。
この会話、最初は医学の話だったはずなのに、気がつけば「菌の人格化」「食生活の政治化」「国際ヨーグルト冷戦」というカオスに突入。だがそれでこそ、このブログである。
菌に主権がある世界、想像できるか? ……いや、きっともう始まっている。
https://unsuitable.hatenablog.com/entry/2025/05/10/080000