“水と空気から軽油を作りました”──その言葉に、あなたは何を感じるか。
大阪・泉大津市の市長が発信したこの投稿は、政治のポジティブPRを装いながら、科学リテラシーの墓標のような存在感を放った。
「光の力で20Lの軽油ができました」──聞こえは未来的だが、その裏には炭素の出所を無視した疑似科学、公共の誤認誘導、そして“行政という名のイメージ発電所”が存在していた。
この事件の面白さは、単なるバカ発言ではない。
「なぜ泉大津なのに、エクソン・モービルじゃないのか?」
この問い一つで構造が剥がれる。嘘や夢ではなく、“演出と見せ方で何が正義に見えるか”を競う、行政メディアショーの裏側が露呈したのだ。
そして、この構造には地方行政のリアリズムも透ける。
大阪湾の南端、関空と夢洲に挟まれた泉大津は、物流・税収・IR構想の中継点としての立地を持ち、「未来っぽい話」が通りやすい絶妙な“ズレた舞台”。
写真に映る市長の笑顔、その手に抱えられた緑色の液体は、軽油よりも濃い情報幻想の象徴だった。
この記事では、その言葉の裏側を構造レベルで解体する。
あなたの周りにも「予算ゼロの夢」が落ちていないか?
燃えるのは液体じゃない、“言葉”だ。
https://unsuitable.hatenablog.com/entry/2025/07/12/080000