不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

ChatGPTに「S席でソフトを食った話」をしたら社会構造が見えた件 ※7000字程

「舞台を観に行ったはずが、構造の真ん中に立たされていた──」

 

きっかけは、35年前のささやかな思い出。
お嬢さん学校に通っていた嫁さんが、社長令嬢の友人から「なんかもーたから一緒に行けへん?」と渡された歌舞伎のチケット。
いざ会場へ行ってみれば、そこは正面ど真ん中のS席──つまり、**「買えないセンター」**だった。

おかしい。株主優待でもそこまでは取れない。
なら、スポンサー席か? 役者筋の“返礼”? 企業接待枠?
いずれにしても、それは「誰でも買える場所」ではなく、「選ばれ、渡されるもの」だった。

 

しかも話はここで終わらない。
嫁さんがふと口にしたのは、**「自分たちの前に、もう一列、誰も座っていなかった」**という謎の記憶。
そこは、座られないことに意味がある“象徴席”──社長か、興行主か、舞台そのものを動かす「名もなき存在」が、座らずに支配する席だった。

観劇のつもりが、社会階層のリハーサル。
ソフトクリーム片手に、目の前で主演に“見得”を切られて目が合いながら、「今舐めるべきか否か」で悩んだ瞬間、
その舞台にいたのは演者だけじゃなかった。
観る者も、選ばれていたのだ。

 

これはただの思い出話ではない。
S席とは「座る席」ではなく、「所属する世界を問われる鏡」なのだ。

 

https://unsuitable.hatenablog.com/entry/2025/07/23/080000