福祉制度がソーシャルゲームになったら?
この思考実験は、「宝くじ」「福祉」「課金ガチャ」──一見つながらなそうな三者を合体させた社会制度の再設計案。
前提はこうだ:
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福祉予算は膨大。でもただ配っても「ありがたみが薄い」。
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配ってもやる気が出ない、薄く広い分配ではインパクトがない。
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ならば、「夢を売る仕組み=宝くじ構造」を福祉側に導入してしまえ!
ここで登場するのが官製ガチャ。
対象者は生活保護や年金受給者などの福祉受給層限定。彼らだけが回せるガチャには、東大進学権や老人ホーム優先入居権、お墓無料券など「社会的ステータスが変わる一発逆転枠」が用意されている。
ガチャを回す“石”は、政府の教育プログラム受講やボランティア参加で獲得。石はログインボーナスでも配布され、「努力+継続=チャンス」が形成される。そして重要なのは、「転売可能」なこと。ガチャの“当選権利”は「官製マーケットで売却でき、国はそこから税収も得る」。まさに「再分配のゲーミフィケーション」である。
さらに、この制度に課金石が導入されたら?
一般人からは「俺らは福祉受けてないから回せないのに!」と嫉妬と批判が渦巻く一方、当事者は「石を集めて現実の人生に挑む」という、疑似的なゲーム参加の快感にのめりこむ……そんな「リアルソーシャルゲーム国家」のディストピア/ユートピアが浮かび上がる。
名前を「社会復帰支援プロジェクト」などにすれば、射幸心を煽ってるとは言わせない。「福祉ガチャが社会参加を促す構造改革です」と言い切れば、ワンチャンいけるのでは?──という極悪顔の皮肉とともに、最後に放たれるのは一言:
「あくまで思考実験ですからね?」
https://unsuitable.hatenablog.com/entry/2025/08/30/080000