「指数の計算って、なんで1.5乗とかになると急に面倒になるんだ?」
そんな素朴な数学の疑問から始まったこの対話。かつてその計算を一瞬で解決したというアナログ計算機「計算尺」の話題に触れたとき、話は思わぬ方向へ転がり始めます。
「2を底にすれば『1, 2, 4, 8, 16』ってスッキリするのに、なんで世の中の評価って『A+』とか『A-』みたいな面倒な刻みを入れるんだ?」
この問いが、地獄の釜の蓋を開けました。学校の成績、偏差値、軍隊の階級、果てはソシャゲのレアリティや「なろう小説」のギルドランクまで。なぜ人間は、シンプルな階層に「准将」や「先任曹長」、「SSR」の上に「UR」、さらに「LR」といった“謎のメンツ枠”を増殖させてしまうのか?
そこに見えてきたのは、数字では割り切れない人間のプライドや嫉妬、そして社会的な不満をなだめるための「忖度(そんたく)」という名の調整弁でした。「Sランク」が「SSSS」までインフレする異世界の裏側には、我々の社会が抱える「割り切れない感情」が渦巻いていたのです。
数学の合理性から、人間社会の非合理な“メンツのインフレ”へ。一本の計算尺が、なぜか異世界ギルドの崩壊まで見せてくれる、そんな思考のジェットコースターへようこそ。読み終えたとき、あなたの身の回りにある「謎の肩書」が、少し違って見えるかもしれませんよ。
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