不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

怒りが湧いたら、缶コーヒー飲もうぜ? ※10000字程

怒りが湧いたら──
叩く前に、とりあえず「缶コーヒーをひとくち」。

そんな“BOSSのCM的処世術”が、令和のSNS社会で再評価される日が来るとは。

 

この対話は、「生活保護で35万円もらってる投稿」に発狂した人々の声から始まりました。
支給者ではなく「制度を叩くべきでは?」という正論が通じない社会。
同じく、薬で集中力を高めると「チート」だと叩かれ、薬を使わないと「怠け」と言われる。
痩せれば「ズル」、太れば「努力不足」。

──社会が日替わりで標的を更新し続ける、攻撃の即席回路になっている現実。

 

その中で浮上したのが、あの懐かしの「BOSSのCM」。
「ガツンと言ってやりたい」という怒りが湧いたサラリーマンが、
結局無言で缶コーヒーをすする──
沈黙による反抗の儀式

 

この対話では、怒りが横滑りしていく様、
叩きやすい個人に向けて最適化された社会、
「黙ってコーヒーを飲む」という行為が持つレジスタンス性が描かれていきます。

怒りの矛先が「上」ではなく「隣人」に向く社会。
制度ではなく“生意気な受給者”が炎上する。
金持ちを叩けず、太った人に八つ当たりする。
言葉を失った社会が、皮肉にも「BOSS缶」に言葉を託す──

それってもう、「静かな風刺」じゃない?

飲まなきゃ言えない時代。
言えば燃える社会。
だったら、缶コーヒー片手に黙って見つめてるのが、
いちばん強いスタンスかもしれない。

いや、それこそが「社会批評の最終手段」なのかもしれない──

 

https://unsuitable.hatenablog.com/entry/2025/12/08/080000