グルメ番組が増えた理由
又聞きなので正確かどうかは保証しない。
1.製作費が安上がり
安く雇える芸人が、タイアップ料金を支払ったお店や会社のところに行き、食事を食べるだけ。ディレクター、カメラマン、芸人だけで撮影できる。
2.問題が起こりにくい
政治・宗教、その他ややこしい問題に巻き込まれることが少ない。配慮するべき筋が少なければ、ゴーサインを出しやすくなるだろう。
3.視聴率がそこそこ取れる
食事は誰もがすることなので、なんとなく見てしまう、らしい。なのでスポンサーが減ったテレビ局としては埋め番組として重宝らしい。
しかしあまりにも数が多すぎる。不愉快な芸人リアクションといい、執拗な海産物押しといい、いろいろと思うところがあるのだが、最近一つの仮説を思いついた。
外食って「娯楽産業」になってるんじゃね?
ということで調べてみる。 後ろは引用元リンク。
売上は次の通り、億円単位。
外食産業 243,686億円 (2014)http://www.jfnet.or.jp/files/nenkandata-2015.pdf
パチンコ 188,180億円 (2013) 売上規模と粗利規模の推移 | パチンコ業界WEB資料室
中央競馬 24,936億円 (2014) http://company.jra.jp/0000/gaiyo/g_22/g_22_01.pdf
遊園地 6,289億円 (2014)
http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/minikeizai/pdf/h2amini020j.pdf
圧倒的ですなあ。日本のGDPが500億前後だから、全体の5%を占めてるということになる。
娯楽で思いついた、ちょっと前の映画、音楽、旅行はこんな感じ。
映画館 2,171億円(2015)
音楽 3,015億円(2015)
旅行代理店 32,300億円(2013)
1970年代からの推移は飲食店+宿泊施設+機内食(営業給食の欄)で見ると
33,102億円 (1975)
109,462億円 (1990)
134,406億円 (1997)
121,565億円 (2005)
131,213億円 (2015)
10兆円増えたわけですね。手軽に行けて、安くて、おなかも膨らみ美味しく、人と一緒に行けて、ネットのネタにもなる。一石何鳥になるんだろう。
新しい街の名物を捏造で作り続ける紹介する県〇〇ョーをはじめ、風評被害で押し切り続けたり、新しい食べ物を供給し続ける理由は、「金になる」からなんでしょうなあ。
まさかパチンコより上とは思わなかった。びっくりしたよ。