時給が1200円って高いのだろうか
書きたいことはいっぱいあるんだけれど、どうにもブラックジョーク的な内容が多い私の言葉は、現代にマッチしてないんだろうな、と自粛してました。
思いついたネタのメモはいっぱいあるんだけどね。
さて、今日はタイトルの時給1200円について書いてみます。
平均時給ってのは私が若かったころには600円とか700円とか。
体力仕事で750円、一日6000円貰えればおいしかった時代を過ごした身としては、1200円ってなかなかのように思えます。
東京の仕事が足りない職種なんかでは時給1500円とか、1800円でも人が集まらないらしいですよね。
1億2000万人の人口が、毎年1%入れ替わると仮定すれば、毎年120万人生まれて死ぬ。そんな世界になるはずですね。
現実は300万人が死に、70万人が生まれているので、人は毎年200万人減っているわけですから、それは人手が足りないに決まってる。
なのに昭和や平成経験者は「時給1000円とかありがたがれよチキショウ」って思ってる。
最低時給が徐々に上がって900円台になってるけれど、100円足して1000円なら感謝しろ。3割プラスの1200円なら、土下座しろ、って経営者目線なら思うんだろうなあ。
話は変わるわけではないが、時給ではなく分給で考えてみよう。
1時間は60分なので、時給を60で割ると出てくる分給。
1200円って、一分で20円なんだよね。
うまい棒2本に満たない金額。
昔子供時代に見た、観光地の双眼鏡。
ビルの屋上とか、山の高いところでは定番だったなあと。
あれが100円入れて3分。時給なら2000円。
デパートの屋上にあったパンダとかの乗り物。子供を乗せて前後に揺れるだけ。
これが20円とかだった。たぶん3分だったのかな。時給400円。
物価価値とか初任給から判断して昔の1円が今の貨幣価値の2倍なら、双眼鏡は時給4000円を稼ぎ、パンダの乗り物でも800円を稼いでいたわけだ。
最近猫のロボットがファミレスで料理を運搬しているけれど、彼らの時給は190円だとか。月5万円強、購入だと300万くらいらしい。
人間が20円入れたら1分動くロボットだと思っていたら、しかもなんでも要求できるしなんでもさせられると思っていたら、これからの経営者は痛い目を見る気がしますね。
医者や弁護士とかの専門家で時給は1万円ほど。ここまでいっても分給は200円程度。さて、人の労働の値段はいくらぐらいが妥当なんだろうね。