お金との関わり方 7
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http://unsuitable.hatenablog.jp/entry/2016/09/05/083500
7.大きいお金と小さいお金 節約するのは何が効くか
家を買うのは、一生に一度。
そういう言葉がある。例えばコンビニでジュースを買うのでも、パンを買うのでも何でもいい。普段買いなれているものは、相場を知っている。
スーパーなら100円。コンビニなら140円。あそこで買おうかな。
考えることができる。
ところが、大きいお金を使うときには、人は混乱するものだ。
「本当に買っていいのだろうか」
「でもこれが家に来たらきっと素敵に違いない」
「お金なくなっちゃうな」
「でも欲しいしな」
買い慣れていないものだから、適正価格がわからない。
デザインで、ブランドで何故何割も、時には数倍の値段になるのか理解できない。
一番大きな声は「欲しいからいいんだ」「素敵だからいいんだ」
感情の部分が一番人を動かす。
結婚式の時なんかよく聞く。
100万円単位を見ていると、5000円は感覚がマヒする。
アンカー効果(アンカリング - Wikipedia)といい、直前に聞いた数字をもとに考えてしまうからだ。
不動産もそうだ。不動産屋はまず、予算を聞きだしたら(例えば5、6万としよう)
予算の下限の中、48000円位のもの。その中でも、良くないものを見せる。
当然客は渋る。
次に予算オーバーの8万円ほどの物件を「近くにありますから、ついでに見てみます?」
そう言って案内する。気に入るが、高い。やはり悩む。
最後に予算上限の少しオーバーめ 68000円位の物件でフィニッシュ。これで決まる。
客側は、思っていたよりも高いものを「これしかなかったな」となぜか満足して契約していることになる。
月単位で自分が使っているお金を考えるとき、節約したいと思うのなら一番割合が大きい単価のものを削るのが一番効果が高い。
それと毎月払う料金部分。年単位で見たときに、一番お金がかかるのは「毎月料金がかかるもの」だ。
・家賃
・電気、ガス
・スマホ、携帯
・テレビ放送、インターネット
・車
快適に過ごすため、といいながら使っていないこともある。大きい部分を見直そう。
細かいところは「積もり積もって大きくなっていない限り」無視で構わない。
逆に長く使うもの、例えばベッド、布団、靴などはある程度良いものを買う方が長く快適に使えるのでケチらない方がいい。
何事もメリハリ。出すところはお金を使い、使わないところは調整する。お金を残すコツです。