医療過誤で医者を責めるな
薬剤を間違えた、分量を間違えた、手術の際に器具を取り忘れた。
結果患者が死ぬ。
そのたびにマスコミは大騒ぎする。こんな痛ましいことは二度と起こしては、といった論調でアナウンサーが喋る。
いやいや、絶対になくならんでしょう。疲れた人は、頭が良くない人はいずれミスをするものですから。
個人的には医者は基本信用していないし、病気の見立てを間違えたり(死にかけたこともある)、薬を出すことしか考えていない先生が多すぎるとは思う。
それでも、私は医療従事者は尊敬している。日本は自由診療は多くないから値段が安いまま働かなくてはいけない。ブラックジャックのように一手術で億の値段をとれるなんてことはないのだから。
夜間休日、人手が足りないまま追いまくられ、挙句にミスをすれば「失敗は許されない」と叩かれる。皆さんの努力が医療を支えてるんですね。そう思う。
人が死ぬのが問題なら、現代日本では、自動車こそ一番人を死なせているのではないだろうか。なんせ年5000人超ですよ。
もちろんTYTやHNDはマスコミ様の大スポンサーですから、それを言うことはあり得ないんですけれど。
問題は医療費が安いからとすぐに医者に行く日本人の態度自体に問題がある。
医者が満杯→いつも忙しい→事故確率が上がる
自動車事故で死んだらどうしよう そうだ、任意保険に入ろうというのがよくある流れ。
ならば医療事故が怖い そうだ、医療事故保険に入ろう となればいい。
飛行機の保険のように、手術を受ける前に掛け捨ての保険をネットから入れるようにする。病気、手術ごとに事故率は違うだろうから、保険料はおそらく数千円~数百万とばらつくだろう。こういう保険ができないものか。
自分ではコストを払わずに、客だからと相手にばかり求める姿勢が本当に多すぎる。
「髪の毛が入っている」とラーメン屋でいうのと同じ。みっともない。