面白いもの紹介 「やる夫スレ」 その15 日本人は歴史好き
毎年のように燃やされる織田信長に、官軍に突っ込んでいく土方さん。
「あいつマジやばいって」の声を聴いてもらえない吉良さんに、キンカン頭が裏切ったと言われ続ける明智さん。
なんだかんだと毎年恒例のように死に役をやってるってことは、やはり歴史ものは一定層に人気があるってことでしょう。
最近笑ったネタに「はいはい未来人、それとも転生?」って聞き返す織田信長ってのがあって、まあ、何かあったらとりあえずノブナガだわな、とは思う。
司馬遼太郎は同人作家だった? - 不適合者のジャンクヤードでも書いたが、歴史というのは正解がないものだと思う。
よく学者が〇〇って言ってるとか、これが正しい、とか言っているが、娯楽の前には全て粋ではないとしか言い様がない。
資料が出てくればあっさりと覆される程度でしかない一意見は、あくまでも参考程度ねはいはいと押さえておくくらいでよろしいと思っている。
◆Zr4xz82y3k ドリフターズで学ぶ最新の信長研究・ドリフターズで学ぶ本能寺の変で新しい説を興味深く「それでそれで」と読んでいたのだが、品のない突っ込みには興ざめする。
例えば本能寺を暗殺事件として捉えれば
明智がやった
羽柴がやった→一月以内
ケネディ暗殺の流れを思い出すねえ。そりゃいろんな説が出るわ。
それで家康がやった 20年以内 1582→1600
につながるわけで。関係者も不味いブツは処分して、口外禁止になるわな。
現代にリアルな資料が残る理由が低い。
だからこそ、新・やる夫の関が原戦線異常アリもそうだが大胆な仮説と
キャラクターへの光の当て方で、いろんな人物の見かたや掘り起しができる。
ところが、仮説や創作を認めず
これしか正しくない。これしか認めない。
こういう輩はどこにでも現れる。
その態度は研究者ではなく、狂信者か殉教者の態度だ。
学ぶのではなく信じる、では歴史は楽しめない。
正しいものは、正しいんだという寄らば大樹型のトートロジーからは抜け出さないと、人生楽しめないと思うんだけどねえ。