不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

運の良さと悪さ

どこでもいい、人がたくさん入る場所を想像しよう。

東京ドーム、甲子園、武道館。どこだっていい。

 

その中に詰め掛けた人は、隣の人とジャンケンをする。

勝てば勝ち進み、負ければ退場だ。

何万人いようとも、多くて20回くらい勝ち抜けば優勝できるだろう。

優勝者には当然すごい賞金か記念品が出るとする。

 

そして優勝者は「日本一ジャンケンの強い人」として喧伝されるだろう。

うん。素敵な話だ。

 

視点を変えてみる。

先ほどと条件は同じ。ジャンケンに勝ったら残る。

ただし、生贄として。

 

命がかかっているのか、大金を払うのか。その辺は想像に任せよう。

言えることは皆、さっさと負けて退場したい。

しかし、残酷にも勝ち進んでしまう人は絶対にいるわけだ。

 

ジャンケンの強さは、技術や洞察力によって左右されるのだろうか。

勝ち進んだときの戦績で、強い人はいるのかもしれないが、そういった人は負けなければならない時にあっさりと負けられるのだろうか。

それともただの偶然の要素が強いのか。

興味深い。