不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

考えたこと

国民の求心力はどこにあるか

広島にオバマ大統領が訪れる、というニュースをぼんやりと見ていた。 演台でオバマが喋るのを、役者よのーっと聞いていたのだが、その途中 「United States...」の響きを聞いて、なぜか鳥肌が立つ。 外人の自分でもわかる。 あの一言にはアメリカ人が一つだ…

物語の構造

前に面白いこととは何だろうか - 不適合者のジャンクヤードでも書いたが、面白いと感じる度合は人によって違う。 物語の展開、作りを参考にしてみよう。 単純で、王道といえば「童話」 そんなもん読まねーよ。そう思う向きもあるかもしれないが実はこれ、ヒ…

話すことは外交そのものである

電子ドラッグと名高いシヴィライゼーション - Wikipediaプレイヤーなら当然わかっていることだとは思うが、外交は多岐にわたる行動を使い分ける。 ・お願い→依頼→要請→強制 といった「行動を相手に強いる」 ・ゴマすり、賛美、同調→反発、共通の敵といった「…

法律がなぜ大事なのか

法律は絶対的存在である、というと反発を感じる人が多いと思う。 曰く、感情はどうなのか。 マナーや、習慣はどうなのか。 輪を乱す奴は排除したらいかんのか。 いじめの構造にあるのがこれだ。 ムカつくやつがいる。 変なやつがいる。 気持ち悪いやつがいる…

三菱の不正問題に思う

不正っていうけど、もともとどのメーカーでもカタログスペック通りの燃費なんか出たためしがない。 どうせなら市街地に素人100人乗せて、A→B地点、好きなところを通らせて平均値でも出してみろっての。モードとかじゃなく実測値で見た方が信頼度は高いはず。…

黒とグレーの違い

100%とはなんだろうか。 例えば「嘘」について考えてみたい。 一つの真実も含まれていないものは、「嘘」といえる。 例えば、「昨日は夜9時に寝ました」 夜11時に寝ていれば嘘だ。 ところが「昨日は夜9時以降に寝ました」 幅が出ればOKとなる。 つまり…

通貨偽造の罪

10万円の記念硬貨があるとしよう。金で出来ている奴だ。 この通貨、実は10万円分の金は使われていない。 だからといって、この金貨。自分で作ると 「通貨偽造罪 無期または三年以上の懲役」 となる。お奨めしません。 では金より安い銀に目を向けてみよう。 …

警察が苦手な理由

日本の警察は、基本的に汚職も少なく、勤勉。 そもそも、安全のための必要装置として見れば、嫌う理由はない。 だがなんか苦手意識がある。 今日ぼんやり考えていて、その理由に気が付いた。 あ、これゲットーの看守と同じや。 ナチス時代に各所に隔離収容所…

反LGBTが問題になっていると聞く

ネットニュースを流し見していて目に入った、アメリカでの反LBGT法が差別的だと話題になっているという見出し。 LGBTとはレズ・ゲイ・バイ・トランスセクシャルの頭文字で、性志向がストレートではない人を指している。 今回の問題は、同性婚が認められ始め…

七才までは神のうち ※子どもがいる人閲覧注意

今から200年ほど前、江戸時代は、医学も栄養も現代とは全く違っていた。故に子供の死亡率は、現代と比較するととんでもなく高い。一説によれば五割を超えるという。 そこで表題の、7歳までは、となる。 これは現代になっても変わっていない印象があり、隙あ…

「悪いこと」と「狡いこと」

悪いことと、狡いことの区別がついていない人が多いと思う。 私の考えではこうだ。 悪いこと ・法律または慣習でその文化に広く周知されている違法行為 ・冷静に客観視でき、また他者との認知のずれがほとんどない 狡いこと ・主観的かつ感情的に発せられる…

痴漢の有罪率高すぎないか? 2

ケースその2 こちらは誣告罪そのものとなる。 メンバーはお姉さん一人。 裁判所へ行き、公判をチェック。痴漢の裁判へ。 ・起訴された ・執行猶予 ・示談で回避 以上の要件を満たす男が見つかったら、データ収集。 示談の場合は表に出ないのであれば、痴漢…

痴漢の有罪率高すぎないか? 1

頻繁に起きる犯罪とはいえ、有罪率が99%とか、ちょっとおかしくないだろうか。 「それでもぼくはやってない」冤罪云々はさておき、二つばかりケースを考えてみた。 必要なもの ・色っぽいお姉さん(お嬢さん) ・撮影係 ・取り押さえ係 以上の3人。 三人…

病気を治したいという願い

人は病気になると、「何とかして」と医者に願い、難病なら神に願う。 ブラックジャックの本間先生の名言。 「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」 ※ブラックジャック 手塚治虫より 本間丈太郎 - Wikipedia なぜ医者が…

「ちょっと聞いてくれるー」に思う

あいつは気が利くな、という言葉の裏側には、自分の面倒なことを率先してやってくれる便利な奴、という感情がある。 あの人は優しい、という言葉には自分に金、またはサービスを無料でくれる、という意味合いがある。 あの人はいい人、の裏には「どうでもい…

新しい投票方法を考えた

一票の重みがー、などと聞いたことがあると思う。地域による格差、年齢による格差などなど。 そこで、新しい投票方法を思いついた。 まず、選挙区域。これはとりあえず今までのものと同じでいいでしょう。 選挙のたびに投票用紙を送っているのだから、そこの…

現実と架空の境目4

架空を現実が追いかけるということがある。 例えば手塚先生の書いたアトムを見て、ホンダがアシモを作り、ソフバンがペッパーを作る。 ガンダムを見た世代が、いずれ二足歩行兵器を作る、かもしれない。 古くならジュール・ベルヌの描いた潜水艦、月旅行など…

少子化を変えるには

少子化が問題になっている。しかし、これ、今に始まったことではない。1980年代(なんと30年も前だ)にはもう、政治の場に上がってきている。 30年たって、落ち込みがはっきりしてもなお、決定打は出てこない。 劇薬な意見を提案してみる。 1.成人の大幅引…

デジタル世界と哲学の親和性

哲学は昔から役に立たず、ほとんどの人には必要のない難解なもの、という認識がありそうだ。 ただ、パソコンができ、インターネットができるようになってから、哲学が昔の人よりも理解しやすいものになっているように思える。 例えば般若心経の「あるけどな…

現実と架空の境目3

一つ思考実験を。 あなたは 戦争で捕虜になっている。 敵国の担当が、秘密を言わないあなたにこう言った。 「あなたの国は負けている」 「あなたの家族を捕まえた」 「あなたが秘密を言わないと、家族がどうなるかわかりますね」 制限された環境なので、担当…

現実と架空の境目2

さて前回から続くのだが、よくできた架空は、人間にとって現実と変わらないのではないかという疑念がある。 人間の価値判断のシステム的に騙されてしまう。 例えばゲーム内でお金儲けをすれば、気分が良い。 小説で悪が淘汰されれば喜びを感じ、登場人物(主…

現実と架空の境目1

強い否定は裏返し、という考えがある。 自分の中にタブーを見つけた時に、それを否定することで、自分はそうじゃないと思いたいことから起こる行動だ。 例えば「おれはゲイが嫌いだ」 ゲイ部分が存在している。 「〇〇をするなんて信じられない」 〇〇に入る…

死について考える

前回の記事でも書いたが、ガンになることを恐れて食べ物に気を付ける人が多くなっている風潮に考えた。 前提としてあるのは、人は絶対に死ぬということ。 そして長生きをすれば遺伝子絡みのミスが増えて、ガンになりやすいということ。 人間の歴史を考えてみ…

シュールな現代の価値

前回の食事の価値でも書いたが、人の価値観は、もともと「食事を与えてくれる」ことが大事だった。 1950年代までこれは変わらない。 働くことで、食事が摂れる。これが価値。 ところが現代は、食事代が異様に安くなり、それ以外に必需品(と思わされている)…

食事の価値

それでメシが食えるのか。 不適合者の私が親に言われてムカついた言葉だ。 試算したところ、食べるだけなら 1日3合の米 450g 100円 主食 肉 100g 200円 副食 野菜 100g 50円 調味料・油 20円 一日¥370*365=年間13.5万円…

風俗と売春の違い ※R-18

風俗と売春の違いについて考えてみる。 単純売春と管理売春で罪の重さは違う。 こんなケースはだれが罪に問われるのか。 ある酒場で、一つだけ異様に高い酒。 女から男に「あれおごって」がサイン。 事を致した後に、返却されない「借用証」が渡され、現金が…