血を見たい群衆たち ※R-18G注意
サティーという習慣を知っている人は多くはないと思う。
夫が死んだ後に、妻が後追いで殉死する風習。
これは殉死だけではなく、貞淑でない行いをした妻を焼いたりと、現代にも続くインドのなかなかな風習だ。
ところでこの風習が日本のネットに紹介されたときに起こる反応はこんな感じだろう。
・野蛮だ
・女性の地位向上を
・そんな風習をするインド人は全員死んだ方がいい
このところ続く、芸能界の浮気騒動を見て思う。
・こんなことをするなんて許せない
・死んで詫びろ
失敗したものを上から目線で裁き、血を持って償え、と迫るその態度はサティーと何が違うのだろう。
黒人を「無礼なことをした」とタールを塗って、鳥の羽をつけて焼き殺した18世紀のアメリカの白人たち「KKK」
希望するものに挽かせたという鋸挽き - Wikipedia。
貴族の死刑は娯楽だったというフランスの革命。ギロチンは楽に死ねるという慈悲だったという話は有名だ。
現代でも民衆は血を流したいらしい。何も変わらない。