不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

また視線そらしですか その1

forbesjapan.com


 

金持ち嫉みがまた始まった。

一月に書いたこの記事に引き続き、同じような内容だ。

unsuitable.hatenablog.jp

 

 

要約すれば、このところの株高で、アマゾン、マイクロソフトバークシャー・ハサウェイの会社のオーナー3人の株の資産額が、アメリカ人の半数(貧乏なほう)の資産額を超えたって話だ。

 

当然、こんな記事を書く裏には「儲けてるやつの代表がこいつらですよー」って視線そらしがある。

ビル・ゲイツはもちろん、アマゾンのペゾスも90年代以降急激に資産持ちになった「ニューリッチ」 バフェットも株の売り買いだけで大きくなった60年代以降の「株成金」とみられているはず。

つまり、昔からの大金持ちでも、有名な貴族でも、政治家でもない。

つまり、アメリカの「偉大なる人々」の彼らの下に名前を連ねているけれど、新入りでしかない。

 

記事内容を転記する。

ベゾス、ゲイツ、バフェットらの資産額の合計は今年9月中旬の時点で2485億ドル(約28兆円)となっている。その後、アマゾン株の値上がりによりベゾスの資産額は130億ドルも増加し、3名の合計資産額は2630億ドル(約30兆円)に達している。

 

30兆という金額は途方もなく見える。一般人にとっては。

ちなみに先月時点でのアメリカに上場している企業の株価合計は

30,406 十億ドル。私が集めたデータなので、誤差はあるかもしれない。

ニューヨーク市場と、ナスダックの合計だ。

円ドル110円換算なら、3344兆660億円となる。

このところの上昇で、年初からおよそ1000兆円ほど上がった。

 

もう一度見てみる。

3人の合計は30兆。

全体の資産価値は3344兆。

 

お分かりだろうか。1パーセントいってない。

さらに言えば、アメリカ人の半分は、30兆持っていない。

つまり1億5千万人のアメリカ人は、一人20万円持っていないってことだ。

クレカかローンかなんかで使っちゃったからだろうね。

 

では残りの3314兆円は一体

誰が持ってるの?

 

この記事を出しているフォーブス社は社員さんに給料いくら出して、資産はどれだけ持ってるんでしょう。

 

エクソンモービルも、IBMも、GEも出てこない。

土地の値段も全く含んでない。

ビルや石油はだれのもの? ビル・ゲイツのものじゃないのははっきりしている。

 

株の合計額が3000兆円を超えてることを言わない。

まるで、アメリカに30兆しかないように、思考誘導してる。

ああ怖い怖い。

お金を働かせるとは

ロバート・キヨサキの胡散臭い話を読んだことがある人はいるだろう。

 

お金に働かせる。

お金にお金を生ませる。

 

どう聞いても、普通のそこらの人にはうさん臭く聞こえてしまうわけで。

これをたとえ話にしてみたい。

 

お金は「チョコレート味のする、おいしいお菓子のホビット」だと考えてみる。

ホビットさんは実は働き者。環境さえ準備してやれば、せっせと働き、結婚して子供を増やしてくれるのです。

アメリカの賢い人たちはそれに気づいて、ホビットさんのための寮や会社を用意して、たくさんのホビット持ちになりました。

 

いっぽうの日本の働く人たちは毎日働いて、月末にホビットさんをもらいます。

来月またもらえるんだ、と彼らは頭からまるかじり。

 

アメリカ人のホビット持ちに向かって

「なんでたべないの? おいしいよ」

小首をかしげて問う始末。

いや、そんなん言われても困ります。

 

意識の高い人は言います。

アメリカのホビット持ちは、おなかのすいた人たちに「ホビットを分配すべきだ」

「そうだそうだ、たべさせろ! ホビットをよこせ!」

まずしい人たちはこぶしを振り上げます。

 

ホビットさんが働く環境について教えてあげても。

こうすれば子供を増やしてくれるよ、と説明しても。

 

「うーん、むづかしいや。」

そういってあたまからむしゃむしゃ。

おなかがいっぱいになったからいいや。

ちょっとかじっただけのホビットさんをそこらに捨ててしまいます。

 

野蛮人は一体だれだ。

山賊かよ、と言いたくなる私の気持ちは伝わっただろうか。

運行前点検なんて見たことないぞ

昨日、前の車の左のブレーキランプが消えてまして。

あれって整備不良で1点7000円になるわけで。思わず「切れてますよ」って声かけしようかと思ったんですわ。

 

以前バイクのお兄ちゃんに「切れてますよ」って言ったら、余計なお世話とばかりに無視されたことあるし。

万が一やばい犯罪に手を染めてる人間だったら、それこそいらぬお世話なわけで。

切れてますよ、で切れられたら笑い話だ。

そう考えるとスルーせざるを得ない。

 

一応モノの道理では運行前点検してるから大丈夫なはず、と建前ではなっている。

してる人見たことないけど。

 

構造上は一灯のライトにすべてを頼るからで、最近のLED多灯式なら、一つ切れたって問題はない。

しかし、基本は切れたらその分電圧変わるわけで、配線まとめて電圧・電流管理、どっか切れたら「切れてまっせ」と点灯させる警告灯くらい車のシロウトの私でさえ思いつく。

賢い賢いT社やH社が気が付いてないわけがない。

コストだってべらぼうにかかるわけじゃないですやん。

 

気になって帰ってググってみると、一応警告灯はあるらしい。

ただし、全車標準装備ということはないらしい。

全体に記事の日付も古く、2005~2012年くらいの記事がヒットする。

これを付けないなんて、一体誰得? 

 

あ、ひょっとして、私また開けちゃいけない蓋開けようとしてるんですかね。

タバコの新製品アイディア

タバコを吸っている人が言う。

吸うのをやめるつもりはない!

 

で、飲食店に行って怒るわけだ。

禁煙席が用意されて、なぜ喫煙席がなくなっているのか!

 

数で考えてみよう。喫煙率は昔70%。今30%を割りそうな勢い。

そして喫煙率と給与の反比例。

30年前。バブルのころは、喫煙者が多く、断ることを考えない。

現在は、お金を使わない層がタバコを吸っているとなる。

長く居ても注文をしない。非喫煙者からは大量のクレーム。

そりゃあ断るわな。

 

アイコスにしたらいいじゃんと薦めてみる。

割高だ。

バッテリーが持たないから2台持たなきゃいけない。邪魔くさい。

手軽な現在のタバコを変える気はない!

 

というわけで、新製品のアイディアを出してみる。

尻に直接タバコのカートリッジを挿入。

直腸から直接ニコチンを吸収。素早く、スムーズにイライラを押さえます。

広告コンセプトは

「お前がアイコスになるんだよ」

 

JTさん、どうでしょうか。

お金と塩水の類似性

塩水を飲むな。

のどが渇いて悪循環になるからって話を聞いたことがある。

海で遭難した時の鉄則で、これを守るのもまた難しい、と聞く。

 

目の前に水があるのに飲んではいけない。酷な話だ。

 

このところの相場を分析するのに、最近は超長期の変動を調べている。

具体的に言えば1950年代のアメリカ。

 

収入は一人年収でおそらく数千~万ドルといったところ。

コーラはたぶん数セントで買えて、子供が1ドルを持てばドキドキしただろう時期だ。

 

収入金額が少ない、ということは使う機会が少ないということだ。

当時の企業は今に比べると貧弱で、アメリカ各地にどこでもあったわけでもない。

流通網も、高速も、冷蔵技術も、インターネットも発達する前の話だ。

 

当時の人は収入を得ても、娯楽に、遊びに、旅行にと使う場所がない。

というよりも存在していない。

ちょっといいものを食べて、ちょっと高いところに食事に行く。

たぶんその程度だ。だからこそ、たまの浪費は心に残る。

 

現在のアメリカ人は普通に5万ドルを稼ぎ、多い人なら100万ドルを超えたって珍しくもない。昔とは違い、買うものはある。使える場所もある。

稼いだら稼いだ分だけ楽しめる。いい時代だ。そう言うだろう。

 

お金を水に例えるなら塩水じゃないかと思ったのはそのためだ。

時間拘束を受けるか、責任を負うか、ストレスをかけられるかしないとお金は稼げない。

そうやって苦労して、手に入れたお金なのにいざ手に入ったら「使わずにいられない」

飲まずにはいられない塩水みたいなものだ。

 

いいものがあるよ、と期待を煽られる。

使えばきっと幸せになれるよ、とささやかれる。

みんな持っていて、持っていないのは誰だ?と馬鹿にされる。

 

そうして稼いだお金を、半強制的に企業に、政府に回収される。

手元には、使ってやったという満足感が残るのみ。

 

しかし、消費する、というのもじつは面倒なことだったりする。

必要以上に食べれば、消化に時間がかかる。体重が増える。健康にも影響が出る。

 

旅行に行けば快適さを上げるためには余計な費用が必要になる。

何よりも、時間がかかる。それだけではなく、普段の生活と違うというストレスを受け続けるのが旅行だったりする。

 

買ったものは消費期限までに使い切らないともったいない。

誰かに自慢するためにはすぐにでも写真を撮ってSNSに流さなきゃいけない。

反応をみようと思ったら、ネットからは離れられない。

 

似ているなと思ったのがスマホのゲームだ。

強いキャラを手に入れるために、時間か、お金が大量に必要だ。

いざ手に入ったら、もっと強いキャラが発表されて不満が残る。

手に入ったら入ったで、そのキャラを育てる必要がある。

自慢はできるけれど、常に時間に追われるか、新たな課金に追われるかを迫られる。

いっそのこと投げ捨てたほうが幸せになれるんじゃないの、と周りは言う。

本人はかけた労力を思うと引き返せなくなっている。

 

そういうことを考えていると、足るを知る、って言葉が身に染みる。

人間の体は、普通のそこらにいる人だったら、本来生き急ぐように出来ていないと思う。

 

おそらく100年前。50年前までは、ぼんやり空を見る時間があっただろう。

雨が降って何もすることがなく、一日を過ごすことがあったはずだ。

周りの人間50人ほどの小さなコミュニティで過ごして、大した不満もなかったはずだ。

 

退屈は、ゆったり生きるためには歓迎するべき友だったのかもしれない。

現代は、ずっと昔に別れを告げてしまったようだ。

 

スマホが光るたびに、返事を書かなきゃと焦る。

新しいブームが来るたびに、買わなきゃと思う。

 

今のアメリカ人は。日本人は幸せと感じることが増えているのだろうか。

 

日々ご苦労さんなことで。

世捨て人の立場をとった、不適合者としてはそう思ってしまうのです。

その姿勢が原因じゃないかな?

ネットの記事にこんなのがあった。

A社に勤めるBさんが亡くなった。自殺とみられる。
過労の末の思い詰めての行動ではないかと推測されている。


この自殺はA社によるハラスメントだとして遺族は訴えており、A社は「そのような事実はなかった」、と現在反訴の準備中


このような提示された事実に対し、ネットのコメントは

・そんな会社潰れちまえ
・これだから日本は。ブラック滅びろ
・お悔やみ申し上げます
・脅すとは何考えてるんだ
・潰したい。いや潰すべき
・会社名わかったら不買する


まあ、こんな威勢のいい言葉が並ぶんですよ。
一人亡くなってるんだから、もう、大問題だと言わんばかり。

 

 

一方視線を変えてみる。

会社で上司やってるんだが、俺の部下がクソ過ぎる件

こんなスレッドが立ち、1の書き込みが

 

・例の部下が、周りよりも出勤が30分遅いのだが改める様子なし
・ミス連発で損害額が100万超えそうwww
・問い詰めたら「はあ? 労働者の権利なんですけど」と煽られ返す
・「体調悪いんで」と休んだ後、LINEで「ディズニーシー楽すぅいい!!」って上がってる

 

こんな書き込みを見た後のネットのコメントを想像してみる。

・はあ、労働舐めてんの? 空気読め。
・クソランクの学校から採るからそうなるんだよ。Fランはやっぱだめだな
・やめさせろ。首にできないんだったら追い詰めりゃあいい
・こういうやつがいるから、働く気なくなるんだよなあ
・仕事ってそんな簡単なもんじゃないよな


誰かが提示した情報は、たいてい偏っている。
しかし、世間はその偏った情報の尻馬に乗って、全力で正義面する傾向があるんじゃないだろうか。
無関心のまま尻馬に乗って「負け組」を叩く、その傾向こそがブラックであり
人を追い詰める日本の風習なんじゃないかと思うんだよなあ。

Bさんを擁護しているのも、追い詰めたのも、気づいていないだけで同じ種族なんだと思う。

そして怖いのは、書き込んだ内容は3日経たずに忘れるってこと。

 

会社名さらせ、不買する
どうせすぐに忘れる。

腐らせたり、嘘ついたり、不良品つかませたり。
不祥事起こしてネットで炎上した会社も、3年たてば業績は元に戻る。
まあそんなもんですよ。

※「個人の感想です」

情報番組なんかのCMとも、押し付けとも言い難いモノの売り方見てると「個人の感想です」「イメージです」って出てくるじゃないですか。

 

消費者保護の名目で表示が義務づけられたんだろうと想像するのだけど、最近では一般のCMでも出るようになってきていて笑える。

菌が駆逐されるとか、汚れが落ちるとか、まあそういった衛生関連の商品に多いですなあ。

でも、思うんですよ。本当に必要なのは政治関連のポスターなんじゃないかなって。「希望が」「正しい」「将来のための」

※個人の感想です。

※イメージです

ビジネスアイディア ードヤ顔するために

夢を見た。

元上司が独立してベンチャー企業を立ち上げるそうだ。

私は居酒屋でおごられながらその話を聞いていた。

 

会社名は「first-lot inc.」 

ファーストロット株式会社だそうだ。

目的は、企業の新製品を一番に買い付け、欲しがる人間に売る。

 

流れとしてはこうだ。

希望する新商品のタイトルページを客が作る。

自分の買える値段を入札する(公表してもいいし、しなくてもいい)

例えば今回騒ぎになっている任天堂のswitchを2016年に買う、というページを作るとしてみよう。

自分は5個を5000$で買うと宣言。

 

こうしていち早く新製品を買いたいというセレブは入札リストを増やしていき、会社は高額を払う順に100個なり1000個の注文を受け付ける。

当然、それは販売価格よりも高くなるだろう。そこから適正な利益、30%ぐらいをとり任天堂に話を持っていく。

 

最初の出荷ロット、X個を一般販売よりも早く売ってくれ。

価格はこれだけだ、と。

条件は、ロットナンバーを000001から打つこと。

 

セレブが札びらで叩き、いち早く手に入れて、ドヤるための仕組みである。

もちろんセレブでなくても入札してもいいだろう。勝てるならね。

 

もう一つのコースは「人柱コース」

治験だね。企業は販売前にファーストロットに好きな数だけ新製品の在庫を下す。

会社に登録している希望者は、それを購入できる。

価格は同じく適正な利益を載せて、となるだろう。

こちらのコースでは、登録者の義務がある。

使用感、良い点、悪い点などをフォーマットに従って回答する。

期限までに回答がない場合、会員を凍結され、次回以降の利用が出来なくなると。

こちらでは安く買えるかもしれない、代わりにアンケート回答が必要になる。

 

夢から覚めて、穴がないか点検するも特に問題になる点がない。

強いて言えばだれでも後発で追いかけられるアイディアである。

一定の資金がないとスタートアップすら難しい。

ということでアイディア放流。

すでにあったら、まあ、そんなもんだよねと。

 

日本の景気をグラフで見る

Federal Reserve Economic Data | FRED | St. Louis Fedというサイトがある。

wikiを信じるならば、セントルイス連邦準備銀行の研究部門が管理するデータベースとのことだ。

 

アメリカの統計の数字を調べようと思うと、まあ、まずお世話になる。

特に長期(30年以上~100年以上も!)のデータとなると、無料のところはそう多くないので非常にありがたい。

アメリカのみならず、世界各国のデータがあるのでそれもまた魅力だ。

 

今回は日本のGDPの長期データを探しに行き「japan」で何ある?と検索履歴を見ていて、関係の無い項目で手が止まる。

 

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当然ながら、大量の英語はgoogleに翻訳してもらうに限る。

するとこうなる。

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グラフを眺めると。。。

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製造業の雇用者は1990年以降減少し続けている。

 

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総報酬も95年以降は減少。

 

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そして消費水準も。

 

一番気になるのは、2010-2011年にデータ収集が終了していることだ。

 

アメリカにとって、日本は終わった国だから終了したのか。

項目を変えて調べ続けているのか。

これ以上は公にすると気まずくなるからと、じゃぽん側からの要請があったのか。

想像は膨らむなあ。

今更ながら、ルトガー・ハウアーに驚かされる

◆KUMO ◆CoNaNQHQiさんのまとめ読んでて驚いたのだが。

 

yaruok.blog.fc2.com

普段はリンク張らないが、これは仕方ない。

 

映画「ブレードランナーの最後のあのシーン。

「i've seen things~」 

タンホイザーゲートも、Cビームも。そして雨の中の涙も。

 

ルトガー・ハウアーア ド リ ブ だ っ た 件。

 

ソース:wikipedia(英)

Tears in rain monologue - Wikipedia

 

82年の映画だから、若い人にはなんのこっちゃらだろうな。

ソラで言えるあの名台詞。

All those moments will be lost in time, like tears in rain.

人生、そのものですやん。

 

映画撮影本番に、すっとこれを言える役者魂に、今更ながら感服させられた。