ベーシックインカムを再び考える 9
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社会保障案 その2 強制的に休ませる日
国民に必要なのは、お金ではない。休みなのだ。
ということで、祝日は「家族サービス」とか、そんなたわごとは忘れる。
家から出るな。ごろごろして、せいぜいが散歩程度にする。
店はほとんど閉まっていて、遊ぶところもない。
昭和の時代の昔の正月。イメージはそんなところ。
そんな日を年間50日ほど作ってみようか。
1.必須業務を1/3の人員で回す
警察・消防・自衛隊。電気ガス水道。交通などの公共部門の人員、医療従事者は、全員休むと大変だ。
ということで、その間は3分の1の人間で回してもらう。
つまるところ最低限の機能と突発対応だけできるように。
休みでほとんどの国民は自宅にいるんだから、そんな騒ぎにもならんでしょう。
2.交通規制をする
せっかくの休みに走り回っても、意味ないよ。どうせ店あいてないから。
ということで、車にはカードを刺しておかないと、高額の請求が来るようにする。
一部必須な流通を除いて、その日に車で移動すると、あちこちのETCのような機械で料金徴収されると。
法人所属の車は高めに。これでブラック労働が減る。
電車・バスの時間も通常ダイヤの2割くらいのペースでいいんじゃないだろうか。
一時間に2本とか、たまには都会も田舎気分で良い。
動き回らせない日を作る。休養日なんだから。
まあ、休みに空いてる高速で、親の顔を見に行くとかもいいかもね。
3.連休にする
1月と8月の盆と正月は5日。他の月を3日にする。そうだな、月の頭とか。
これで52日。連続で休みにすることで、休み癖をつけよう。
ヨーロッパのように長いバカンスはきっと日本人向きではない。
すぐに働かないと不安になるのだから、せいぜい5日。
4.消費税免除の日を作る。
休養日に買い物は似合わない。
ということで休日とは別の平日と日曜日。月に4~5回消費税が免除の日を作る。
この時は遊びに行っても、買い物しても消費税分割引になる。
というか消費税カード作ってキャッシュバックか、レジに免除ボタンくらいあるだろう。
ハレの日で需要喚起すれば税収の落ち込みもなくなるはず。
5.働く場合は金をとる
個人や中小企業は、儲け時なんだから働きたいと思うかも。
でも、使う側はそれなりの給与は払ってもらおうか。
ということで、労働賃金は通常の2倍。
タレ込みでキツイ罰金と、タレこみ報酬ありとすれば皆払ってくれるよね。
自営業者は、うん。がんばれ。
後は年商で一億以上ある企業は、会社開けること自体にお金を払ってもらおう。
休みだって言ってるのに逆らって店あけるってことは、それだけ儲けたいってことなんだから当然税金払えるよね。
これも、開けるって申告とタレこみがずれてたら罰金でいいかと。
のんびりする日を作ることで、少しは文化的な生活を送れるんじゃないかと思うんだ。
慌てない時間があるということは、たぶん人を落ち着かせるんじゃないかと思う。
気遣いが少ないのも、少子化も、出会いがないのも、現代社会がとにかく忙しいという面があるんじゃないか。