不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

AIと「遺伝子の継承」について話してみた ※11000字程

「進化の戦略と未来への選択――カードゲームと雑草が教えてくれること」

「遺伝って、なんだか難しそう」そう思っていませんか?
でも、生物が進化の中で選んできた道や、現代の遺伝子改良の仕組みを、シンプルなカードゲームに例えてみたらどうでしょう。

さらに、庭に生える雑草を「未来の選択肢」として捉え直す視点も――。
一見関係なさそうな話をつなげてみると、きっとあなたの中に新しい問いが生まれるはずです。


カードゲームで見る進化――「グー」「チョキ」「パー」で学ぶ生存戦略

進化や遺伝の仕組みをシミュレーションできるとしたら?
例えば、「グー」「チョキ」「パー」の3種類のカードを使ったゲームを想像してください。

親が「パー」を出した場合、子供が持つ「チョキ」が有利――これが特性の選抜です。
次の世代に有利な形質を残すには、カードをどう偏らせるべきでしょうか?

例えば、「チョキ」を95枚、「パー」を4枚、「グー」を1枚に偏らせれば、特定の条件下では圧倒的な生存率を誇る子孫が生まれるでしょう。
これが「産業主力の穀物」に似た姿。収量や品質を極限まで追求するために特定の形質に偏らせた育種です。

でも、それで本当に大丈夫なのでしょうか?


「偏り」のリスク――現実世界でのギャンブルの怖さ

理想を言えば、カードは「グー」「チョキ」「パー」を均等にそろえたほうが安全です。どんな状況にも対応できる柔軟性が生まれるからです。
しかし、現実は「偏り」が起こります。

ライバルより早く収穫量を上げたい。特定の病害を克服したい。そんな競争の中で、バランスを犠牲にしたギャンブルに出ることがあるのです。
「大丈夫。出目は読める」そう思い込む万能感に浸ることもあるでしょう。

でも、次に来る出目は予測の斜め上かもしれない。だからこそ、遺伝的多様性や持続可能性を忘れてはならないのです。


雑草が教えてくれる「未来への選択」

「雑草って邪魔だな」と思ったことはありませんか?
けれど、タンポポはコーヒーになるし、ヨモギは草餅にも薬にもなる。それどころか、雑草は土壌を守り、汚染された土地を修復する働きまで持っています。

「使えるかどうか」という視点だけで判断し、「使えないもの」を切り捨てるのは危険です。雑草が未来の選択肢になるかもしれない――そんな可能性を見落とすわけにはいきません。


問いかけ――未来をどう選びますか?

偏りを追求するのか、多様性を守るのか。

私たちの選択は、食料や環境、そして社会のあり方に大きな影響を与えます。
「遺伝」や「育種」をカードゲームや雑草という身近な例から考えながら、この問いについて一緒に考えてみませんか?

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