「もしも『カワイイは正義』が政治に持ち込まれたら…?」
ネットミームから生まれた「カワイイは正義」をスローガンに掲げた政治団体を想像してみたら、思いのほか背筋が寒くなりました。この思考実験、最初は冗談でしたが、「新鮮さ」や「シンプルで理解しやすい価値観」に基づく勢力が、停滞した既存の政治を揺さぶる可能性を考えると、現実とのリンクを感じずにはいられません。
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かわいさ至上主義が社会を動かす?
「かわいい」を絶対的な価値とし、「かわいくないは悪」とする価値観が広がったら?スローガンは新鮮でも、明確な敵を作り出し、価値観を押し付けることで社会の分断を招く可能性があります。例えば、整形補助金や独身税のような政策が生まれるかもしれませんが、それが多くの人にとって「受け入れやすい」というのが、この話の怖いところ。 -
歴史が教えるパターン
実は、奇抜なアイデアがきっかけで新しい勢力が台頭し、大衆の支持を得るのは珍しい話ではありません。既存の体制に不満が募ると、「新しい風」が期待され、その背景にはっきりとした指針や夢があれば、人々は思わず飛びついてしまうものです。 -
「冗談」が現実になる時の怖さ
身内の冗談やネットのネタが、気づけば世界を動かすムーブメントに…これはSFやライトノベルなら楽しめる展開ですが、現実になるとぞっとする話です。「カワイイは正義党」が本当に登場したら?多様性や包摂性といった現代的な価値観が脅かされるシナリオも想像してしまいます。 -
この思考実験が示す教訓
スローガンや新しいアイデアの魅力に飲み込まれないこと。大切なのは、その背後にある倫理観や長期的な影響を考えることです。歴史が教えてくれるのは、過剰な期待と極端な価値観が、社会に深い影響を与えることがあるという点です。
冗談から始まる怖い話。でも、考えること自体が教訓になるのかもしれません。
「カワイイは正義」をきっかけに、私たちの価値観や政治のあり方について考えてみてください!