転売ヤーから始まった哲学探求――
「所有とは何か?」と問うたら、話が海底の石貨と“俺の嫁”に辿り着いた件。
「土地の電子化が遅すぎる」なんて愚痴から始まった今回、話はどんどん拡張していきます。
・土地もワインも時計も、デジタル証券にして東証で取引すればいい
・専用倉庫にモノを眠らせて、所有権だけがマーケットを回る
・そして、誰も飲まない「50年物ウイスキー」が、数字だけで価値を上げ下げする未来――
データだけで満たされる「所有欲」。
そこにあるのは、ヤップ島の石、ビットコイン強盗、倉庫の中身が全滅した未来…。
もはや転売ではなく、人間の「所有」に対する妄執を描いた寓話になってきました。
挙句、「俺の嫁」や「通行人の俺の道」まで登場し、**所有とは“誰もが勝手に主張していい感覚”**でしかないという脱力的真理に行き着きます。
「この土地、誰の?」
「全部俺の」
「ここ、俺の嫁のステージ」
「著作権? 知らんな」
「この石は見たことないけど、俺のもの」
…そんなジャイアン的世界が、実は現代経済と地続きに存在している。
結局、「転売ヤー滅ぶべし」から始まったこの旅は、**“人類はずっと、存在しないものを奪い合ってる”**というブラックジョークに着地。
ああ、哲学は突然、棚の奥からやってくる。
転売の話がいつの間にか「概念の所有とは何か?」を語り始めたカオス回。
迷い込んだら戻れない、知的エンタメの沼へようこそ。
https://unsuitable.hatenablog.com/entry/2025/05/19/080000