不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

私の考えた最凶のソシャゲを語ってみる その2 ※18000字程

「12倍速で進む競馬の世界、あなたは1800年代から現代まで、馬を育て続ける覚悟がありますか?」

 

今回の妄想企画は、ただの競馬ゲームではありません。1791年から未来まで、プレイヤーは12倍速の歴史を駆け抜けながら、自分だけの名馬を育て、牧場を経営し、時に破産し、時に伝説を築く――そんな狂気の長期育成競馬シミュレーションです。

最初は馬券を買うだけの「ファン」からスタート。資金を貯め、供託金を払い、やがて自分の厩舎を持ち、廃課金の果てに「血統の神」になれるかどうか。馬は死ぬ。事故もある。子孫に未来を託すしかない。
「1年に12回の有馬記念」が開催されるこの世界では、常にどこかでレースが行われ、いつでも賭けられ、いつでも負ける。まさに睡眠と金が削られる地獄のパドック

しかも、自分の馬が出走する可能性がある以上、休めない。24時間競馬。無慈悲な12倍速。情報量も莫大で、**月刊「競馬アルマニャック」**を読みこなす暇もない。けれど読まねば負ける。
未来年に到達すれば、AIが架空の競馬史を紡ぎ出す──そして、「強くてニューゲーム」として再び1800年代からやり直すこともできる。

これはもう「ゲーム」というより、経済実験+競馬宗教+ギャンブル育成文学

運営はJRAへの寄付という名の免罪符で本気を出し、RMTは即垢バン。
青天井の課金は規制の匂いを呼び込み、プレイヤーは「家族の声と引き換えに競馬神になれるか」を試される。

あなたの名馬が「競馬史のデータベース」に刻まれ、サービス終了と共に供養される頃、何が残っているか?

──知らん、そんなもんは未来のプレイヤーが考えることだ。

 

https://unsuitable.hatenablog.com/entry/2025/08/28/080000