不適合者のジャンクヤード

腑に落ちるか落ちないか、読む人次第。拾い物があればご自由に。

ChatGPTに「なぜ田舎に人が来ないのか」を話したら制度が崩壊した件 後編 ※13000字程

「お前の命、何を運んでいるのか<即答できるか?>」──その問いに、制度で応えるという狂気と優しさが同居した後編がこちらです。

 

前編では「土地を失った社会が未来を失う」という仮説から、帰属と希望の再設計がテーマだったが、後編は一気に“制度の芯”に踏み込んでくる。

 

人口減少、国家疲弊、資本主義の末期症状……すべてを前にして、「それならいっそ“自由を一旦返して”国家が人生を再設計しよう」という仮説が飛び出す。国家総動員型・非リベラル社会の構想だ。

 

AI婚姻推薦、出産義務年齢、職業再配置、そして選ばない自由者の最終処理場=グンマー自治区(仮)。冗談みたいな話が、構造と哲学の裏打ちでギリギリ笑えなくなる。

一方で、自由を制限する代わりに「命の設計に国家が責任を持つ」という思想には、“自由放任で滅びるより、縛られて生き延びる覚悟”が滲む。その国家の姿を支えるのが「半透明国家主義」──企業に命令はしないが、株式51%を握って“罷免権と倫理スコア”で調教するモデルだ。
まるで“国家という株主が、子どもを産ませる経営を監視する”世界線

 

さらに移民、外資、土地保有のルールまで踏み込み、外資に命を預ける資格があるか?」という問いまでぶん投げてくる。

極めつけは、**「制度の主語は未来」なのだから、“若者に制度設計権を渡せ”**という構造転換提案。出生率連動型議会、企業の副CEO制度、再設計のための教育──すべてが“自由と制度の再契約”という形で組み直されていく。

 

この話、ディストピアに見えるか? いや──誤魔化しがないからこそ、ある意味で今より希望がある。

そして最終的に、この一連の構想群は「思想プロンプト」として**火種ライセンス(Hidane License)**で無償提供される。つまり、これは未完成のまま開かれた“国家神話のβ版”なのだ。

 

あなたは、自分の命で何を運んでる?
それが答えられたとき、制度は初めて“未来を支える骨格”になる。

 

https://unsuitable.hatenablog.com/entry/2025/05/14/130000